AIがペットの顔写真から病気を予測 トイ・プードルでは70%の精度を発揮

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アニコム ホールディングス株式会社(以下、アニコム社)は2月5日、学習済みモデルを用いてペットの顔写真から病気を予測する疾患予測システムとその疾患予測方法について、世界初とうたう特許(以下、本特許)を日本で取得したと発表(特許第6734457号)。

※アニコム社によると、「動物の顔画像」と「その動物の撮影時から所定期間内の疾患罹患(りかん)の有無」を教師データに利用して学習を実施した学習済みモデルを用いて、動物の顔写真から病気を予測する疾患予測システムとその疾患予測方法が世界初という。

今回取得した特許は、AI(人工知能)技術を用いることで、ペットの顔写真のみから一定期間内に眼や耳、皮膚疾患といった病気にかかるかどうか予測できるというものだ。

本システムの一例としては、トイ・プードルの顔写真を用い、1年以内に眼科疾患を発症するかどうか予測したところ、約70%の精度で疾患の有無を正しく回答できたという。

ペットの代表格である犬は、人間の約6倍のスピードで生きていると言われており、病気について早期発見・早期治療が重要とのこと。しかし、動物は言葉を話せないため、飼い主が体調の変化に気づくのが遅れてしまうことが多々あるという。そのため、どんな病気になる可能性があるか・リスクが高いかを、あらかじめ飼い主が知っておき、病気の兆候に気づきやすくすることが重要だという。

アニコム社ではこれまでも、ペット保険の請求データを分析した独自の疾患統計を用いたりして、ペットの品種や年齢・性別などによってかかりやすい病気を公表し、飼い主に対する知識の普及・啓発を実行することで、「予防」に注力してきたという。

今後、本システムを活用することで、品種や年齢といった大枠の情報だけでなく、より細分化された、それぞれの個体に応じた病気のリスクも予測できることから、本特許を用いて、新サービスの提供など従来以上に1人1人にあわせた「予防」の実現を目指していくとする。

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