株式会社大塚商会と dotData社は2023年2月6日、大塚商会の提供する企業向けDX統合パッケージに、データ分析のプロセスを自動化するソフトウエア「dotData」を利用したAI機能を標準実装すると発表した。
これにより、同パッケージを利用する中堅・中小企業は、データサインス等の技術知識やスキル、データ・分析基盤に対する大きな投資がなくても、日々の業務の中でAIによる判断や支援を受け、業務の効率化・高度化を実現することができるという。第一弾を2023年6月に予定し、販売管理における各種データを活用した商品別の需要予測機能を提供するとのこと。
背景
2022年4月、同社とdotData社は中堅・中小企業のDXとAIを加速するというビジョンを共有し、戦略的アライアンスを発表しており、このたび発表された同パッケージへのdotData組み込みは、このビジョンを実現する第一歩であるという。
パッケージ概要
販売・会計・人事給与・ワークフロー・ドキュメント管理など、中堅・中小企業のバックオフィスのDXを実現するプラットフォームとなる。
プラットフォームの利用を通じて蓄積されてる業務データに対し、dotDataを自動的に連携し、AI機能をDX統合パッケージのGUI上で提供するという。この過程で利用者は、データの準備や加工、機械学習モデルの構築などの作業を意識することなく「商品需要予測」「販売数予測」「人員適正配置」などの高度な分析を利用可能とのこと。
さらに「dotData」を利用したAI機能は、同社管理のクラウド環境上で展開するため、導入企業はデータ・分析基盤を自社で準備することなく利用開始できるという。
今後は両社ともDX統合パッケージ内でさまざまなデータ分析の結果を活用できるユースケースを追加していくとのこと。
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