DXとデジタル化の違い「説明できない」が7割以上、役員より中間管理職ほうが本気度低い

このエントリーをはてなブックマークに追加

株式会社ドリーム・アーツは8月24日、従業員数1000名以上の大企業の経営層および役職者1000名を対象に、DX(デジタルトランスフォーメーション)とデジタル化の取り組みに関する調査を実施し、結果を発表した。

自社のDXの取り組みについて約3割が「わからない」

自分自身が働く企業のDXの取り組みについて現状を聞いたところ、59%が取り組んでいることがわかった。業務のデジタル化への取り組みについては64%が取り組んでいると回答しており、デジタル化のほうがDXより進んでいる企業が多いという結果になった。

また、企業におけるDX/業務のデジタル化の取り組みの最重要テーマについて、「わからない」が29%と最も多く、DXに取り組んでいることは認識しているものの、具体的な取り組みについては把握していない経営層・役職者が存在することが明らかになった。

DXとデジタル化の違いについて7割以上が「説明できない」

「DXとデジタル化の違いについて説明できるか」という問いには、「どちらかというと説明できない」「説明できない、わからない」は73%。職位別に見ると、「説明できない」と回答したのは役員クラス(取締役以上)が61%、管理職(部長クラス)は64%、中間管理職は80%おり、現場に近い人ほど違いを説明できないことがわかった。

違いの説明を記述してもらったところ、「デジタル化は業務の効率化を目指すものに対し、DXは変革を目指すもの」というようにDXとデジタル化を完全に区別して考えているものや、「DXはデジタル化によるビジネス変革を狙う」「DXの中にデジタル化が含まれる」というように、デジタル化の延長線上にDXがあり、DXを実現するために、デジタル化は「土台」として必要と捉えている意見も多くあった。

「自社の経営層は『本気でDXが重要だ』と認識している」のは約半数

「自社の経営層は『本気でDXが重要だ』と認識していると思うか」という問いには、51%が「そう思う」「ややそう思う」と回答した。一定数の大企業で経営層がDXの重要性を理解していることがわかった。

一方、中間管理職と役員クラスとの間で、「経営層のDXの本気度」に対する認識に明確な差が見られ、役員クラスが思っているほど中間管理職に「経営層の本気度」は伝わっていない現状が見られた。

また、「経営層からのDX方針が明確に出ている」と回答した中間管理職はわずか31%と、管理職(44.4%)、役員クラス(51.4%)に比べて低い結果となり、職位が下がれば下がるほど方針が伝わっていない傾向が見られた。

成果が出ている企業は「経営層のリーダーシップ」6割以上が同意

すでにDXに取り組んでいると回答した人に成果を聞くと、52%が成果が出ていると回答。さらに「DXの成果が出ている」と回答した人に自身の会社の状況について聞くと「経営層からのDX方針が明確に出ている」(80%が同意)、「経営層がデジタルの価値をよく理解している」(69%が同意)、「経営層の中にDXの責任者がいる」(65%が同意)と考えている人の割合が高く、DXの成果が出ている企業は経営層がリーダーシップを発揮しているという特徴があった。

>>ニュースリリース