高校の合格ライン予想を2時間から10分に:教育業のAI活用事例5選

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画像はUnsplashより

人工知能(AI)専門メディア「Ledge.ai」を運営するレッジは、AIの導入を検討している企業の担当者から、さまざまな質問を受けてきました。企業がAIを自社のビジネスに導入する際、必ずと言っていいほど、先行する他社の事例から探し始めるケースが多いからです。

そこでレッジは、AI活用事例をまとめたプラットフォーム「e.g.(イージー)」をリリースしました。e.g.は、国内外のAI活用事例を網羅的に集め、わかりやすく解説した検索プラットフォームです。ユーザーは事例を無料で検索・閲覧・保存したり、e.g.上で事例掲載企業に問い合わせしたりできます。

本稿では、e.g.に掲載しているAI活用事例から「教育業のAI活用事例5選」をご紹介します。

熟練スタッフの知見を学習したAIで、就労ストレスによる病状悪化・離職の予兆を早期に発見

実施企業
株式会社LITALICO

目的
就労ストレスによる症状の悪化・離職の予防
概要
株式会社LITALICOが運営する就労移行支援事業所LITALICOワークスでは、ストレスによる症状悪化・退職を未然防ぐ仕組みに株式会社FRONTEOのAI「 KIBIT」を活用。熟練スタッフの知見をAIに学習させ、就労者の病状悪化の予兆を発見することで、早期のケアを実現し重篤化を回避している。
効果
ハイリスクの方の早期検知を実現
支援記録確認の負荷軽減
AIの判断基準を学ぶことで、新人スタッフの能力も向上

課題・背景
何らかの障害・疾病のある方の就労支援においては、ストレスによる症状の悪化や退職に至る前に、その予兆を捉え未然に防ぐことが重要となるが、微細なサインを発見するのは容易ではなく、スタッフによる予兆発見の精度には大きな差が存在していた。

AIロボット先生で講師不足を解消

実施企業
株式会社エデュゲート

目的
学習塾の講師不足
概要
株式会社エデュゲートは講師不足、講師教育で悩む個別学習塾の人手不足問題を解決すべく、コミュニケーションAIロボット「ユニボ」に教育支援プログラムを実装し、実証実験を開始
効果
講師1人で対応できる生徒数が増加
生徒の学習意欲向上
学習状況の可視化

課題・背景
少子化、人手不足に起因した教育関連サービスの倒産件数が2014年から増加傾向にあり、2018年には学習塾の倒産件数が過去最多を記録した。

高校入試の平均点や各校合格ライン予想を2時間から10分に

実施企業
英進館株式会社

目的
予測データ算出の短縮化
概要
英進館株式会社は合格ライン予測を、株式会社グルーヴノーツの数値回帰AIを導入することで大幅に短縮した
効果
25人の教師が2時間かけていた予測を10分に短縮

課題・背景
経営する学習塾には3万5千人以上の生徒が通っている。毎年、公立高校入試の平均点や各校の合格ラインを試験翌日に公開するため予想作業を行っていた。これまでの実績として、実際の平均点と予測値の差は例年2%未満であり、受験生が合格の可能性を判断する材料となっていた。教師など25人程度が、約3000に及ぶ生徒たちの自己採点結果を約2時間かけて分析算出していたが、その作業量の負担が課題だった。

日本語学習をスマホでAI先生が添削

実施企業
Waoo Technology (Beijing)Co,. Ltd

目的
ユーザー満足度向上
概要
Waoo Technology (Beijing)Co,. LtdはBaidu, Inc.のEasyDLを用いたカスタムプラットフォームで、日本語の手書きひらがなを正しい書き方か判定してくれるスマホアプリを開発
効果
98%の識別率を達成
ユーザー満足度の向上

課題・背景
ひらがなは日本語独自の文字であり、50音という種類の多さや、抽象的な形、中国国内で使う機会が少ないなど、日本語学習者が一番最初につまづきやすいポイントであった。ゆえに、学習者が普段勉強する際に、第3者視点から添削をしてくれるようなシステムを開発したかった。

AIによって児童虐待相談対応をサポート

実施企業
社内開発

目的
児童虐待相談のサポート
概要
国立研究開発法人産業技術総合研究所は児童虐待対応相談システムを開発し迅速な意思決定を支援
効果
虐待相談対応業務の効率化
意思決定支援

課題・背景
虐待相談対応業務では、セキュリティー面での配慮から紙を使った情報管理が中心で、職員間や関連機関間での情報共有には電話やメール、ファックスなどが使われてきた。そのため、調査内容を記録するには児童相談所に戻らねばならず、情報共有は互いに電話をかけたり、不在の時は電話をかけなおしたりといった付加的な業務が発生している。限られた児童福祉司によって、増え続ける虐待相談に対応していく上で、情報管理・共有方法の改善は喫緊の課題であった。

無料で使えるAI事例プラットフォーム シェア機能なども搭載

e.g.は国内外のAI活用事例を網羅的に集め、わかりやすく解説した検索プラットフォームです。ユーザーは事例を無料で検索・閲覧・保存でき、事例掲載企業への問い合わせもe.g.上で可能です。事例は大きく業界別、用途別、技術別の3つの要素で絞り込み、ユーザーは求めている事例に短時間でたどり着けます。会員登録さえすれば、無料で使用可能です。

また、e.g.上に掲載している企業の一部には、事例掲載企業へ直接問い合わせることも可能です。さらに、気に入った・気になる事例を保存できる機能や、事例ページを共有できるシェア機能なども備えています。

これからAIの導入を検討している方、AIについて勉強している方などにすでにご利用いただいております。Ledge.aiでは今後もe.g.に掲載しているAI活用事例からピックアップして紹介していきます。Ledge.aiとe.g.あわせてチェックしてみてください!