Webサービスで使用される開発言語 JavaScriptとPHPが1位、Pythonは3位

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エン・ジャパン株式会社は7月8日、「Webサービスの開発環境」に関するランキングを発表した。「Webサービスの開発で使用されている開発言語 TOP10」は、1位がJavaScriptとPHP、3位はPythonだった。

本ランキングは「年収500万円以上」「自社プロダクトをもつ企業」の求人を中心に掲載する「エンジニアHub」において、6月18日時点での各掲載求人の「開発環境」項目より抽出・作成した。

「Webサービスの開発で使用されている開発言語 TOP10」は、1位がJavaScriptとPHP、3位はPython、4位はRuby、5位はJava、6位はTypeScript、7位はGo、8位はSwift、9位はKotlin、10位はC#。

「Webサービスの開発で使用されているフレームワーク TOP10」は、1位がVue.jsとReact、3位はRuby on Rails、4位はLaravel、5位はSpring、6位はAngular、7位はCakePHP、8位は.NET、9位はFlask、10位はDjango。

「Webサービスの開発で使用されているコミュニケーションツール TOP3」は、1位がSlack、2位はChatwork、3位はMicrosoft Teams。

「Webサービスの開発で使用されているインフラ TOP3」は、1位がAWS(Amazon Web Services)、2位はGCP(Google Cloud Platform)、3位はAzure(Microsoft Azure)。

「Webサービスの開発で使用されているプロジェクト管理ツール TOP3」は、1位がJIRA、2位はConfluence、3位はBacklog。

「Webサービスの開発で使用されているデータベース TOP3」は、1位がMySQL、2位はRedis、3位はPostgreSQL。

「一部分の開発でPythonの使用が増えている」

「エンジニアHub」責任者の小原慎平氏は「メディアやプラットフォーム事業を展開する企業ではPHPを使用した開発が多く、SaaSを展開する企業ではRubyの使用が多い」「機械学習を用いたプロダクトも増加しており、一部分の開発でPythonの使用が増えています」などとコメントしている。

Webアプリケーションのサーバーサイド開発において、メディアやプラットフォーム事業を展開する企業ではPHPを使用した開発が多く、SaaSを展開する企業ではRubyの使用が多いです。また、機械学習を用いたプロダクトも増加しており、一部分の開発でPythonの使用が増えています。

最近では、スタートアップ企業で、TypeScript、Goなどの比較的新しい言語を使用した開発も増えており、特に、GoはWebエンジニアにとって人気の言語で、採用において競合との差別化にもなっています。

フレームワークでは、クライアントサイドは、プロダクトのUI/UXが重要性を増しており、Vue.jsとReactの利用が増加。サーバーサイドは、ここ数年で人気が増しているLaravelと、依然としてRuby on Railsが人気です。インフラでは、多くの企業で利用されているクラウドサービスの中でもAWSが圧倒的です。

採用活動においては、使用言語の経験者を求めることが多い一方、企業やサービスの中でも開発環境が変化していく背景から、新たな言語へのキャッチアップ能力やクラウドサービスも扱えるフルスタックなスキルを重視する企業が増えています。

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