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アデコ株式会社のエンジニア派遣事業ブランドModisは10月12日、「未経験のエンジニア転職」をテーマに実施したアンケート調査の結果を発表した。
本調査では未経験からエンジニアに就職・転職したことがある人を対象に調査を実施し、エンジニアに転職し、どのようなキャリアを描けるのか、「未経験からエンジニアへのキャリアチェンジ」の在り方を探った。
調査概要は以下のとおり。
- 調査内容:「未経験からのエンジニア転職」に関する調査
- 調査期間:2021年9月13日〜14日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:未経験からエンジニアに就職・転職した20〜50代男女500名
未経験からエンジニアへのキャリアチェンジ 20代が62%で最多
異業種から未経験でエンジニアへキャリアチェンジした人の転職時の平均年齢は、「29.5歳」だった。年代別に見ると、20代は62%、30代は26%、40代は12%にのぼり、未経験からのエンジニア転職は、20代はもちろん、ミドル層も多いことがわかった。
転職前の職種は、「事務・オフィス(21%)」、「営業(20%)」、「販売(13%)」など、さまざまな職種の人々がエンジニアへキャリアチェンジしたことがわかった。
転職前の雇用形態は、「正社員(78%)」が最も多かったが、「パート・アルバイト(12%)」や「契約社員(10%)」などの雇用形態からキャリアチェンジした人も一定数いた。
働き方に対する満足度は大きく向上、給与が増加した人は約7割
「エンジニアへの就職・転職に興味を持った理由」としては、「仕事内容が面白そうだと思った(51%)」、「やりがいがありそうだと思った(32%)」が上位にあがった。
異業種からのエンジニア転職者においては、「新しいスキルが身につきそうだと思った(29%)」、「将来性が高そうだと思った(29%)」、「キャリアビジョンを実現できると思った(19%)」など、自身の今後のキャリアを踏まえた回答が目立った。
転職前の仕事と比較すると、「新しいスキルが身に付いた(91%)」、「将来性が高い業界・仕事だと感じた(82%)」、「キャリアビジョンが実現できた(76%)」という回答があがった。
さらに、やりがいやキャリア構築だけでなく、「給与」に変化が生じた人も多く、「前職よりも給与がアップした」は67%、「前職よりも収入が安定した」は73%にのぼった。
未経験からエンジニア「不安に感じる」8割以上
「未経験からエンジニアに転職するうえで不安に感じることがあった」と82%が回答。具体的には、「知識・スキルが不足していることへの不安(74%)」、「実務経験が不足していることへの不安(68%)」、「エンジニア適性があるかどうかの不安(47%)」などがあがった。
その一方で、転職エージェントを活用してエンジニアにキャリアチェンジした人のうち、69%はエージェントによって「未経験からエンジニアに転職するうえでの不安が解消された」と回答した。
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