眼科領域のDX推進。スマートフォン一体型無散瞳眼底カメラ「Eyer」が薬事認証を取得

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株式会社ディー・エヌ・エーの子会社である株式会社アルムは2022年11月24日、ブラジルのベンチャー企業Phelcom Technologies(以下 フェルコム)が開発するスマートフォン一体型無散瞳眼底カメラ「Eyer(アイヤー)」が、2022年11月9日に国内における医療機器として薬事認証されたと発表した。

背景

ICTの力で医療の格差・ミスマッチをなくし、全ての人に公平な医療福祉の実現を目指す同社。2022年3月にはフェルコムと眼科領域の遠隔医療にまつわる協業に向けた資本業務提携契約を締結。

眼科領域におけるヘルスケアICT事業の共同展開を進め、この度Eyerが薬事認証を取得した。

連携アプリ使用で眼科の遠隔診療モデルを実現

同製品は、スマートフォンと一体化したポータブル無散瞳眼底カメラである。 軽量・小型で無散瞳型(瞳孔を広げる散瞳薬を使用しない)で高画質。院内ベッドサイドや往診時、高齢者や小児の検査など、場所を選ばず使用できる。

同社の開発・提供する医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」と連携して使用することで、撮影した検査画像を遠隔地の医師と共有する「眼科の遠隔診療モデル」が実現できるという。

同製品は2022年12月の販売開始を予定しており、同社のアプリ含む医療ICT製品との連携により、眼科医療における医療DX推進を目指すとのことだ。

Eyerの特徴

■高画質・高感度撮影:特許取得技術による高画質撮影が可能(低光量撮影のため眩しさが緩和され、被検者の負担を軽減)
■無散瞳撮影:散瞳薬が使えないケース(乗物の運転や機械の操作が必要な患者等)にも眼底撮影が可能
■スマホ活用で機能拡張:付属のスマートフォンで外部アプリ連携、Eメール画像共有、PC・電子カルテ等への画像転送が可能

製品サイト https://eyer.allm.net/

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