AIを搭載した約24万円の「鏡」が発売、健康管理やバーチャル試着、テレビ視聴も可能

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1月15日、ファミリーイナダ株式会社は、健康管理システムとAI技術を搭載した次世代型ミラー「AI.Inada.Mirror」を2020年3月上旬から発売すると発表した。

AI.Inada.Mirrorは、美容やファッションから運動やヘルスケア提案などによって、心と身体の健康を提供する次世代型ミラーだ。プレスリリースでは「生活の楽しさから心の健康を提供するとともに、お客様に最適なご提案をAIによって行います」とうたっている。

健康のための運動もこのミラーでできるという

さらには、ディスプレイは4K・55インチを採用していて、テレビ視聴やスマートフォンのミラーリング、写真撮影までも可能とのこと。気になる価格は、3980円(税別)×60回。つまりは約24万円。テレビとして使えて、スマートフォンのようにカメラで遊べる、と考えるのもなくはなさそうだ。

ディスプレイのサイズは55インチ。4K映像にも対応している

特徴的な要素は「パーソナルトレーナーシステム」だ。“なりたい自分になれる”をサポートするパーソナルパートナーシステムを搭載し、楽しみながら健康を実現できるという。

たとえば、ファッション。ユーザーが入力した情報に基づき、その人にあったファッションをAIがレコメンドする「バーチャル試着技術」を搭載している。家の中で試着ができるため、さまざまなコーディネートを楽しめそうだ。また、レコメンドされたアイテムは、商品情報が掲出されるためその場ですぐに購入できる。ちなみに、コーディネートの監修にはトップスタイリストの日比理子氏、高橋愛氏、中野翔一氏が携わっている。

ファッション好きなら一日中楽しめそうなコーディネート機能。ファッションECと連携して、このミラー経由で買うと値引き、みたいなシステムがあると人気が出そう

そのほか、運動(ホームフィットネス)や美容、健康などに関して適時レコメンドしてくれるそう。とくに健康分野では、咳や頭痛、不眠など症状に合ったアドバイスを提供してくれるようだ。こちらもファッション同様に、医薬品をミラー内で購入できるという。監修は、鳥取大学医学部 井上貴央名誉教授。

病院に行くまでもないけど、何が原因なのかは気になる……というときに使えそう

>>プレスリリース(PR TIMES)

AIを搭載した「サイネージ」は東京駅で導入されている

ファミリーイナダのように、デジタルデバイスにAIを搭載させ、さまざまな情報を提示してくれるプロダクトは続々と登場している。

昨年10月には、東京駅「グランスタ」のカフェにおける混雑状況をサイネージで確認できるサービスが導入された。株式会社バカンが開発したサービス「VACAN」で、混雑状況をカメラやセンサーで自動検知しサイネージやスマホに表示するものだ。

「とりあえず座って落ち着きたい人」にかなり使えるサイネージ

東京駅のグランスタでは以前から、時間帯によっては空いている飲食店を探すために歩き回ることもあったそうだ。VACANを使うことで、客側も空席探しや待ち時間を減らすことができ、店舗側も運営の効率化を図れる。バカンのリリースによれば、「イートインスペースの利用時の売上比率が上昇、イートインスペースの回転率も向上」したとのこと。

その場に行かなくても空席がわかるというのは大きな安心感を得られる

ユーザーにAIを使わせるというよりも、知らぬ間に使っていたものにAIが搭載されていた、ということこそAI活用のカギを握っていそうだ。