つい先日も大きな話題となったドールのAIによるSNS広告運用代行事例に見るように、とにかく最近何かと話題な『広告運用作業そのものをAIに任せちまおう』てな流れ。
なんかアレ、Facebook公式が導入テストを実行してたっぽいんですよね。
すわに謎だらけだった『Deep Text』による解析実証実験はじまったか?!
と、色めきだったんですが、その後1ヶ月たっても何のリリースもなし。2017年8月現在でもまだ全然公式からアナウンス出ないんで……以下Ledge編集部がチラッと目撃した事例を軽くまとめてみました。
突如FB広告ターゲット設定画面に現れた謎の選択肢
多分普段からFB広告使ってて運用ゴリゴリ回してるって方の中には「あ、これ見たなそう言えば」って方も多いかと思うんですが、さる2017年7月上旬、唐突にLedgeFacebook管理画面に上記のような選択肢が出てきました。
説明も何もなく唐突に選択肢だけ出てきちゃってたんですが、表示を読むに……
- Facebookスマートターゲット
投稿でアクションを実行する可能性が高い人にリーチするためのAudienceを自動作成できます。
だそうな。
ん? これってもしかしてターゲットリストの自動作成をFBでやってくれるってこと……? ということで速攻試してみました。
で、肝心な結果は?
大人な事情により大分ボケボケですが、まぁ結果としては以下のような感じ。なんかやたらリーチは多いんですが、結果は…うーん???
- ターゲットを人間が頑張って設定していたものと比べてもちょっと微妙
- 今回の場合『超短期テスト』だったのか翌日には選択不能に
- ので、多分学習する前の最初のエポックでストップ?になった可能性あり
といった具合で、要するにインプもCTRもまだまだ『なんだ。人間がやったほうが精度高いじゃん』状態で終わってしまっていました。
ていうか1Dayだけだと何も学習しようが無いので、もーちょいテスト触ってみたかったんですが……今回はここまで! ということみたいでした。
これから広告運用から人間がいらなくなる?
実際、ことSNSの広告運用に関しては変数となる要素がかなり少なく……
ターゲットを絞って出すだけ出す ⇒ 改善点を見つけて再定義 ⇒ PDCAくりかえし……というフェーズの大部分は人間の手を離れるんじゃないか……?
てのが最近の流れ。ドールの事例とか下着メーカーの話題とかありましたしね。
で、じゃあ今回紹介したFB公式ツールが実用段階にはいるのがいつなのか? については神のみぞ知る状態でしょうが、これ実用段階に入るとかなり上記の流れも加速していきそうですよね。
とは言え……
- 結局ドールの事例でもクリエイティブ部分(バナーデザインとかテキスト部分とか)は人間が作ってる
- むしろ『前例に縛られないぶっ飛んだクリエイティブを割と安全に試せる』て観点からクリエイティブな仕事は増えるかも
てな具合ですので、この流れによって『ターゲティングの調査レポート作成』やら『レポートとにらめっこする会議』なんてしんどすぎる仕事はなくなる……と、いいんだけどなぁ。。。なんてことを考えておりました。
今のところ、FBの本格実装よりサードパーティツールやインハウスもののほうが精度高いし、そっちのが普及早そうですけどね。