ブラウザで動くアノテーション作業・管理ツールなど、FastLabelが一部機能の無料提供を開始

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※この記事はデータサイエンス専門メディア「Da-nce」からの転載です

学習データの質を保つために必要な、でも煩雑な作業から開放されそうだ。

FastLabel株式会社は10月26日、アノテーションプラットフォーム「FastLabel」を正式リリースすると発表した。Webブラウザ(Chrome)上でアノテーション作業やレビューができる「アノテーションツール」の一部無料提供を開始する。

FastLabelは、アノテーション作業やレビュー、データ管理が可能なプラットフォーム。9月から事前登録を受け付けており、その際にアナウンスされていたフリーミアム提供が始まった形だ。

>>「FastLabel」正式リリース、アノテーションツールを フリーミアムで提供 事前登録受付開始

FastLabelの「アノテーションツール」は新たなツールやソフトウェアをインストールせずに、ブラウザ上(Chrome)で画像や動画、テキストなどのアノテーション作業が可能。メールアドレスもしくは、GoogleアカウントやGitHubアカウントでログインする。

ログイン後はプロジェクト作成画面に遷移

コピー&ペーストやホットキーなど作業を効率化する機能が充実。YOLO、COCO、PascalVOC、labelmeフォーマットなど機械学習で使用されるデータ形式にも標準対応

アノテーター(作業者)の作業しやすさに加え、発注者向けの管理機能も充実している。

プロジェクト管理にはダッシュボードが役立つだろう。タスクの提出数やアノテーターの作業時間や却下率が確認できる。またアノテーターにフィードバックがしやすいよう、データごとにコメント・URLでのシェア機能も備えている。



アノテーションの進捗や作業者ごとのタスクの提出状況などを、ダッシュボードからリアルタイムで把握。

コメント・シェア機能ではアノテーションされたデータのリンク共有・コメントができ、エンジニア、PM、顧客間のチーム横断的な共同作業が可能に

仕様書やマニュアルなどのPDFドキュメントをアップし、ブラウザ上で見れるドキュメント機能や、あらかじめ用意した正解データを使ってテストするオンボーディング機能も提供。作業者が変わることでの作業品質のばらつきを減らす。

テストに合格したアノテーターのみ実作業に参加できる

詳細は公式のドキュメントが詳しい。

>>ドキュメント

リモートワークが標準化する中で、「アノテーションツールの準備が大変」「メンバー間でデータの受け渡しが面倒」「細かなアノテーションルールの認識合わせが困難」といったAI開発の現場のニーズに応えるという。

Ledge.aiの関連メディア「Da-nce」は、データサイエンス専門メディアだ。今後もデータ分析・解析をはじめ、データサイエンティストに関わるニュース、学習情報などを定期的に発信していく。