衝撃的なニュースが飛びこんできました。ほぼタイトルの通りですが、現在事前エントリー受付中の『FIREDROP』なるツールが色々ヤバイです。
テンプレートという概念を無くす。AIによる自動デザイン
以前にLedgeでも紹介したWix ADIやThe Gridの場合、デザインは(ほぼ)自動ながら、それでも事業形態やサイトタイプなど、いくつかのテーマ選択は人間が行う必要がありました。
が、今回発表された『FIREDROP』の場合、それすらAIにマルナーゲでOKらしいです。
テキストで書いたコンテンツをドサッと上げると、言語を形態素解析 ⇒ 文脈から意味を推測して『誰のどんなニーズに対しなにをどう伝えたいサイト』を作りたいのか?を一瞬で把握。
そこからいい感じにページ構成とレイアウトを整えて60秒で完成させてくれる。とかなんとか。
もし人間にそんなことできるデザイナーさんがいたら何としてでも採用しなきゃって話ですが、これ全部AIがやっちゃうそうです。こわいです。
自動ABテスト展開とオートグロース機能で『制作運用』が不要になる?
で、メインの機能?になるんですかね。こちらがさらにスゴイです。
かねてから『多分いずれそうなる』と言われ続けていた未来がとうとう来た感じでしょうか。この『FIREDROP』、作ったサイトUIをユーザーに合わせて自動的に最適化しつつ、無限のデザインパターンを試して目的到達率をカウント。
最も成果の高いルート×デザインの組み合わせを常に探し、試し、改善し続ける機能を標準で搭載するんだとか。マジか。
これまでの人間のワークフローで言えば
- Google Analyticsとか見ながらアクセス解析&仮説立て
- レポート作成と施策案策定
- 会議室やらなんやらで予算承認(できるとは言ってない)
- 具体的なUIの設計提唱(ワイヤー)
- 実際のデザイン&マークアップ構築
- テストリリースとテスト稼働
- 結果を確認して仮説とのズレを検証。最初に戻る……
と、まぁふんだんに手間と時間とお金がかかりまくっていた『PDCAな作業部分』を、なんと放ったらかしで上手いこといくようにしてしまう。ということらしいです。
日本語化は是非ともお待ちいただきたい気分になってしまいますが、いやはや、すごい時代になったもんです。
自動化の先で何を価値として提供するべきか
もちろん、こーいったサービスの展開によっていきなり「webの制作屋が不要に!」なんてことは起こりえないと思いますが、「誰でも」「簡単に」「大した時間とお金をかけずに」webというフィールドでの市場活動が可能になっていくって流れは恐らくさらに加速を続けていくはず。
となると、今よりずっと『プロに頼む』というハードルも期待値も上がっていくのが自然の流れなんだろーなー。なんてことも考えちゃいますよね。
どこで、何を価値として提供していくべきなのか。AIにできない事をするべきか?AIを利用するスタイルでいくべきか。
面白くなってきましたね。
ではまたー。
Source: WEBSITES THAT BUILD THEMSELVES AUTOMATICALLY WITH A.I.