清水亮氏が代表を務めるギリア、資金調達を実施「AIの社会実装はこれまで以上に重要」

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画像はギリア 公式サイトより

ギリア株式会社は11月5日、農林中央金庫、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、新生企業投資株式会社の関連ファンドを引き受け先とする第三者割当増資を実施したと発表。

ギリアは、実業家で、東京大学工学部先端科学技術研究センター客員研究員かつ、『教育としてのプログラミング講座』(中央公論新社)や『よくわかる人工知能』(KADOKAWA)などの著書などでも知られる清水亮氏が代表取締役社長を務める人工知能(AI)企業だ。

同社は清水亮氏が2003年8月8日に創業した株式会社UEIに加え、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)、WiLの3社によって2017年6月に設立された。現在はUEIとソニーの出身者が中心となり、事業展開を進めているという。

ギリアは、最先端の深層学習技術をあらゆる人が自在に使いこなせる、とうたうOSを含む統合AIプラットフォームの開発および提供を手がけている。今後、世界的な規模で成長が見込まれるAIサービス事業の領域において、「世界と戦える日本発のAI事業者」への成長を目指し、事業を展開しているとのこと。

今回の資金調達により、昨今のコロナ禍における流動的な市場環境下においても、ギリアの継続的な成長を確固たるものにするべく、安定的な経営基盤を構築するとしている。

ギリア株式会社 代表取締役社長 兼 CEOの清水亮氏は今回の資金調達に際して、「現在、人々の暮らしが大きく変化するなかで、AIの社会実装はこれまで以上に重要なものとなります。今回新たに農林中央金庫様、SMBC ベンチャーキャピタル様、三菱 UFJ キャピタル様、新生企業投資様から資本参画いただいたことは、こうした状況の変化に対する当社への期待の大きさの現れであると感じております」とコメント。

続けて、「当社が大切にする価値観である、『お客様への寄り添い』による課題解決と新たな価値創造を軸として、今後も益々ビジネスを推進して参ります」と述べている。

>>ニュースリリース

清水亮氏が設立したAI企業、UEIが突然の解散

ギリアに取り込まれたUEIは10月1日、同社が9月30日付けで解散したと発表。UEIは清水亮氏が2003年8月8日に創業した企業だ。

同社はAIソフトウェアおよび応用製品の開発を目的として、深層学習用ハイスペックPC「Deep Station」シリーズや、タブレット型コンピュータ「enchantMOON」などを展開していた。同社では清水亮氏が長らく代表取締役社長を務めていたが、2020年3月30日付けで鳥居由規彦氏にその座を譲り、自身は取締役に異動した。

UEIは今回の解散に際して、「この度、2003年の創業以来17年以上に渡りお引き立ていただきました株式会社UEIでございますが、諸般の事情により2020年9月30日(水)をもって解散する運びとなりました。これまでのご厚情に謹んで御礼申し上げますとともに、突然の解散でご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます」とコメントを寄せている。