大日本印刷、絵本にあてるとAIが音声を流す虫めがねを開発 市販の絵本にも対応

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大日本印刷株式会社(以下、DNP)は12月2日、AI(人工知能)を活用して子どもたちに知ることの楽しさを伝えて、興味・関心を育むとうたう「魔法のような虫めがね(仮称)」のデモ機を開発したと発表。

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絵本に虫めがねをあてるとAIが朗読や音声を再生、AI技術にはGoogle Cloudを活用

魔法のような虫めがねは、専用の虫めがねをかざした文字や絵、写真やイラストなどをAIが認識し、その内容を音声や音楽で教える情報機器だ。

本製品の特長として、「虫めがねで絵本を覗くと、朗読が始まる」「虫めがねで絵本を覗くと、ストーリーや場面に合った音楽が流れる」「虫めがねで図鑑を覗くと、認識したものに対するサウンドや説明が再生される」などが挙げられる。

また、市販の絵本や図鑑などをそのまま利用することが可能だ。見たいものを魔法のような虫めがねを通して見ることで、絵本であれば音声やBGM、図鑑であれば動物などの鳴き声がスピーカーから聞こえてくる。

なお、AI技術としてGoogle Cloudを活用しており、日本語のほか、英語・中国語・イタリア語などの多くの言語への対応を予定している。

なお、DNPでは、子どもが新しいものを知る体験や家族のコミュニケーションを深める読書体験の提供に向け、2020年12月より実証実験を開始するという。

本実証実験は、埼玉県三郷市の三郷中央におどりプラザで開催される絵本のイベント「えほんよもう ー 三郷SDGs推進イベント in 三郷中央におどりプラザ」にて、2020年12月12日(土)~12月13日(日)の期間で実施されるという。

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大日本印刷、AIオンデマンド交通での呼出機能を提供 降車場所の指示が不要に

上記以外にも、大日本印刷はAIを活用した実証実験に取り組んでいる。

DNPは2020年10月8日、「静岡型MaaS基幹事業実証プロジェクト(しずおかMaaS)」が実施する、AIオンデマンド交通サービス(のりあい号)による呼出機能の実証実験に参画することを発表した。

本実証実験においてDNPは、交通機関の乗り換えなどをする駅前などのモビリティポート(交通結節点)整備の一環として、タッチパネル式屋外サイネージを提供する。

本実証実験で利用者はIDを入力するだけで、屋外サイネージが設置されているJR草薙駅前(草薙駅南口のりば)、または清水厚生病院(清水厚生病院のりば)から、利用者があらかじめ設定した自宅(降車場所)までのルートがAIオンデマンド交通側に共有されるため、ドライバーに乗降場所を指示せずに利用できる。また、周辺を走るAIオンデマンド交通(のりあい号)の位置も屋外サイネージで確認可能となる。

なお、本実証実験は2020年11月1日~12月25日の期間で実施されているとのこと。