アメリカ本国ではいよいよ一部一般への流通(Explorer Editionの在庫分だけだけど)がスタートし、日本国内での販売が今か今かと待たれているウェアラブルデバイスの大本命「Google Glass」。
今回はややフライング気味ですが、Google Glassにインストールするといい感じに未来に行けそうなアプリ(Glasswareというらしいです)の特集&デベロッパー登録などの『Google Glassアプリ作ってみたい人』向け情報をまとめてみました。
コンテンツインデックス
- まずは公式Glasswareからオススメピックアップ
- 強烈な魅力!野良Glasswareからもいくつかご紹介
- Glasswareを作ってみたい!と思ったら
まずは公式Glasswareからオススメピックアップ
まずはGoogle公式のアプリライブラリからダウンロード可能なグラスウェアの内、面白そうで使えそうなものを幾つか紹介してみますね。
Google Now
言わずと知れた、Googleさんが怖くなるあれです。
こっちの行動を監視してるんじゃなかろーかと疑ってしまうほどタイムリーでナイスタイミングに飛び込んでくる情報は、ウェアラブルにこそピッタリくるかと。
この他にもGmailとかカレンダー、Google+などGoogle系のサービスはすでに結構Glassに対応してるんですが、中でもやっぱりNowが気になったので載っけてみました。
Allthecooks Recipes
出ると思ってました。レシピコンテンツサービスと連携したお料理グラスウェアですね。
もともと料理と相性がよく、すでにGoogle Glassで料理動画を撮影して人気を博しているユーチューバーさんも多いんですが、これは「レシピを確認しながら自由に料理できる」という方向に特化したもの。
日本語には対応してないっぽいですが、もうクックパッドあたりで開発が進んでたり……するんでしょうかね?楽しみです。
RedLaser for Glass
バーコードを読み取ることでオンライン上から同様の商品を価格比較して探してくれるグラスウェア。
すでにスマホのアプリで似たようなのが幾つかありますが、確かにあれ使うの勇気いるんですよね。できればこっそり、そっと気付かれないようにスキャンしちゃいたいのが人情。そんな時にこれ役に立ちそうです。
もちろんこのままでは日本で使えないでしょうが、日本国内対応するモノを作ったら結構普及しそうな気もします。
Star Chart
やっぱりすでにいくつかありました。AR系。
ゲームと連動するものなどもあったんですが、今回はキレイに星座表と連動するタイプのものを。ユーザーの視界に直接なにかを描画できるって事を考えると、AR系は本当に相性いいですよね。
どんな展開になっていくのか楽しみです。
What’s Around
位置情報と連動して「この近くには何があるの?」を直感的に教えてくれるタイプのマッピングツール。
これまでの「○○を探すためにユーザーが能動的に検索をする」から、常につけているデバイスが「○○とか近くにあるけどどう?」と教えてくれる未来へ。
顕在化していないニーズに先回りしていく…そんな広まり方がウェアラブルで本格化してくれると面白そうです。
LynxFit
ウェアラブルと言えばフィットネスサポート!が今の流れですが、やっぱりここでもGoogle Glassが一歩先に行ってしまいそうです。
何せハードなトレーニングをやってる真っ最中にスマホや時計の小さな表示を見るのって結構しんどいですもの。
一切トレーニングを妨げることなく、かつ「後○秒以内に■回プッシュアップだ!」と専門のフィジカルトレーナーのように正確で綿密なトレーニングタスクを教えてくれる。
いやー、いいですねぇ。欲しいですねぇ。
強烈な魅力!野良Glasswareからもいくつかご紹介
実はこのグラスウェア…公式での公開の他に、勝手に公開して配布することが可能だったりします。
何しろ現在公式認定されているアプリはたったの50程度。審査のハードルが結構高いらしく、Android同様このハードルをわざわざ乗り越えずに「野良ウェア」として公開されているものも数多くあるんです。
以下ではそんな野良グラスウェアから「これは!」というものをピックして紹介してみますね。
※ちなみにDeveloperモードでないと野良はインスコできないので要注意
NameTag
Google Glass開発が表沙汰になった頃からGoogle本家が必ずやるものと目されていた「顔認識アプリ」。
……だったんですが、本家がリリースする前に野良ウェア(ほぼ)第一号としてリリースされてしまった超有名グラスウェアがコレです。
かなりの高精度で人間の顔を認識し、独自のFacial Databaseから「この人じゃない?」とレスを返してくれる。まぁ言っちゃえばそれだけなんですが、エンタメ方面から犯罪抑止まで色々使えそうな可能性のデカさにワクワクしてしまいます。
Preview for Glass
インストール後、起動状態で映画のポスターなどを見るとGlass上で「その映画の予告編」を見ることができるアプリ。
これだけだと「で?何に使うの?」とか言われそうですが、要は特定の文字列や画像をトリガーにARを見せている感じなので『あらゆる広告に応用可能』というのが面白いなぁと紹介してみました。
もしかすると映画やアニメでお馴染みの「3Dに浮き上がって触ったりできる広告や映像」って割と近い未来に実現しちゃうのかもしれません。
WatchMeTalk
でました。リアルタイム翻訳アプリです。
もはや解説の必要は無いですね。目の前の人が喋っている言語を解析して、リアルタイムで翻訳文を表示。まるで字幕付きの映画を見ているように「なんて言っているのか?」を教えてくれるナイスツールです。
あとはこれにこっちの喋っている言葉を翻訳⇒音声変換して出力できるようになればリアル翻訳こんにゃくですね。
DriveSafe4Glass
「OK Glass,Keep me awake」の掛け声でいつでも起動。
まぶたの落ちかけ具合をセンサーでサッチして視野が半分くらいになると「おい!起きろ!」とアラート音を発して起こしてくれる。かなり実用的なドライブサポートアプリです。
なるほどこういう使い道もあるんだなぁ。と感心。
他にも色々!野良グラスウェア
本国アメリカではすでにいくつか野良専門のグラスウェア紹介&レビューサイトが立ち上がってましたので、今のうちにリサーチしておくのもいいかもです。もちろん本記事でも参考にさせていただきました。
いずれは日本でもレビューサイトがいくつも立ち上がる感じになるんでしょうかね?やっぱり。
Glasswareを作ってみたい!と思ったら
さて、ここまでなんだか新しい何かが始まりそうなグラスウェアばかりを中心に紹介してきましたが、読んでるうちに「やべ!閃いた!作りたい!」てな感じになってる方も多いんじゃないでしょうか?
そんな方のために、以下にGoogle Glass Glassware作成のための手続き手順などまとめておきましたんで参考にしてみてください。
とりあえず手順紹介
- まずは並行輸入品でいいので実機を手に入れる(※エミュレータが無い)
※非公式エミュレータであればとりあえずあるこっちゃある - 「Mirror API」「Glass Development Kit」の2つから開発方法を選ぶ
※Mirror APIは手軽なWebアプリ向け、ガチで作るならGlass Development Kitがいいらしいです。詳しくはこちら - 事例を見ながらなんとなく使い方を理解する
※Mirror APIの事例
※Glass Development Kitの事例 - 完成したら公式Glasswareとして登録する専用フォームから申請
とまぁ、だいたいこんな感じで進めればいいらしいです。
僕自身、ガラケー ⇒ スマホへの転換期にうまく脳みそを切り替えられずまぁまぁ悔しい思いをした経験があるのでかなりワクワクしています。
今度は「あぁー!それ俺も考えてたのに!」とか叫ばなくていいように、早め早めに飛びついて行こうかと思っております。
おまけ:Google Glassのロゴフォント
この記事内でもちょいちょい使っていますが、Google Glassのロゴに使われているフォントはなぜかすでに配布が始まっています。
商用フリーらしいので、持っておいてもいいかもですね。特徴的なAがかっちょいいです。