ゴルフスイングのフォームをAIが点数評価、丸山茂樹プロらが開発

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株式会社カクセイは1月31日に、株式会社AIGと協業しゴルフパフォーマンス向上理論「AIGメソッド」システムの運用を開始すると発表した。

AIGメソッドは、富士通株式会社が保有する人工知能(AI)を応用した動作解析システムを使い、ゴルフスイングを数値化するトレーニングメソッドだ。非接触の3Dセンシング技術によって、映像AIによる骨格認識技術を用い、3D(360度あらゆる方向)による動きを再現できるという。

なお、本メソッドはAIG取締役・丸山茂樹プロ、AIG取締役・米倉和良プロを中心としたAIGメソッド開発チームにより、2019年に開発された。

運用自体は3月1日(日)から室内ゴルフレッスンスタジオ「USTMamiyaフィッティングラボ東京」で開始される。

理想のフォームまでの道のりを具体化

AIGメソッドを用いたトレーニングの大きな利点は、課題が数値化されるため、理想のフォームという目標に向かい何をどうするのか、どのくらい改善されたのかが明確であることだそうだ。

従来のゴルフレッスンは、指導者の経験や感覚値、独自のロジックに基づくトレーニングが主流であり、課題を克服するために試行錯誤を繰り返す必要があった。しかし、AIGメソッドを用いることで、指導者の技量を問わず、すべてデータに沿ったトレーニングが可能になる。

AIGメソッドは、アドレス、バックスイング、トップ、ハーフダウン、インパクト、ハーフフォロー、フィニッシュの7つのフェイズを、マーカーレスモーションキャプチャーで記録。人工知能を用いて動画解析し、各個人に理想的なフォームを数値データの形で算出する。

また、AIGが推奨するAIGスイングレベルまでの到達を最短でサポートするために以下の5項目を取り組むとしている。

  • 数値化されたデータを利用したレッスン
  • 理想的なスイングと自分のスイングをデータで比較
  • 骨格データ等からのAIGスイング点数でゴルフ力診断
  • 初心者にも分かりやすいデータを利用したレッスンプログラム
  • 自分の成長を数字で管理できるマイゴルフカルテの利用

くわえて、株式会社AIGの取締役でもある丸山茂樹プロは次のようにコメントした。

数年前に開発された弾道計測機器は、今ではPGA選手の朝の練習風景に欠かせないアイテムになっています。
そして今、私は骨格データを分析してゴルフパフォーマンス向上を目指す練習が、今後世界のトップゴルファーが当たり前の様に行い、その練習の姿勢をジュニアゴルファーが見習う、そんな未来が直ぐそこにあると信じています。AIG統合システムで表示される骨格データの数字を分析して、どの様にすれば分かりやすく皆様に伝えられるのか、日々AIGメソッド開発チームと研究開発していきます。そして、ゴルフにとどまらずスポーツ界全体に浸透してきている動作解析に基づいたメソッドによるパフォーマンスの飛躍的な向上を皆様と一緒に体験したいと思っています。
プレスリリースより転載)

>>株式会社AIG
>>プレスリリース

エイベックスはダンスの動画を解析して数値化

スポーツの分野では、フォームなどの動作を客観的かつ明確に評価することが求められつつある。それこそ、採点競技と言われるような「フィギュアスケート」「体操」などだ。

そんななか、エイベックスは1月21日に、動画解析技術とデータサイエンスを活用しダンス技術のスコア化を実現したと発表している。

ダンス分野では、育成や評価システムにおいて個人の感覚や感性に左右されることが多く、データサイエンスなどの科学的アプローチの活用が議論されていた。また、2012年度からは中学校の体育でダンスが必修化されたものの、教育現場では指導者のダンス技術の理解習得や、評価・評点方法の不明瞭さなど、指導者の大きな負担も課題となっていたそうだ。

エイベックスのスコア化実現においては、動画解析技術と独自のデータ分析およびアルゴリズム開発など科学的アプローチを取り入れることで、ダンスの定量評価(=スコア化)をしているそうだ。