Google Workspaceが大幅に機能強化予定 自動で会議の文字起こしや要約が可能に

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グーグル合同会社(Google)は米国時間5月12日、同社のGoogle Cloud blogにAIを活用したGoogle Workspaceの新機能を発表した。ハイブリッドワークの環境でより多くの成果を上げられるよう支援する機能だという。

情報過多は今に始まったことではないが、Google社内でもハイブリッドワークによってメールやチャット、会議の数が増加したと多くの人が回答している。複数の場所やデバイスにまたがる膨大な情報の把握に苦労しているようだ。

同社は今年2月に、自然言語処理技術を活用して、Googleドキュメントに自動生成による要約機能を導入した。要約機能を活用することで、見逃したスペースでのやり取りもすばやく把握できる。今後数ヶ月の間には、Google Workspaceにも要約機能を拡張し、やり取りの要約も提供する予定だという。

Google Meetの機能強化:話者をきれいに見せる明るさ調整、音の反響を自動でフィルタリングするなど

Google Meetで人々がより簡単に繋がり、豊富なコンテンツを共有できるよう、2022年後半には、画像、音響、およびコンテンツ共有機能を強化するという。Google Meetの機能強化は以下のとおり。

  • 会議の自動文字起こし/要約機能:欠席者が会議で話された内容を把握できるほか、参加者も会議後に議論の内容を簡単に確認できるようになる。自動文字起こし機能は今年後半に、要約機能は来年提供開始予定。
  • ポートレート復元機能:GoogleのAIを活用することで、低照度、低画質のウェブカメラ、またはネットワーク接続の問題によって引き起こされる問題に対処し、ビデオの品質改善を助ける。この処理は自動的にクラウド上で行われ、デバイスのパフォーマンスに影響を与えることなくビデオの品質を改善する。
  • ポートレートライト機能:ビデオ会議では、照明の有無が映り方に大きな影響を与える。機械学習を利用して、配信動画にスタジオ品質の照明を擬似的に再現し、照明の位置や明るさを調整できるため、理想的な姿を映し出せる。
  • 残響除去機能:音が響きやすい空間での反響をフィルタリングし、地下室、キッチン、誰もいない広い部屋でも、会議室のようなオーディオ品質を実現する。
  • Google Meetのライブ共有:参加者間でメディアやコンテンツを同期させることで、ハイブリッド会議をよりインタラクティブにできる。ユーザーは、場を暖めるためにYouTube動画をやプレイリストを共有するなど、会議内でコントロールの共有や直接対話が可能になる。また、5月12日より、パートナーやデベロッパーはライブ共有APIを使用し、アプリケーションにMeetを統合できるようになった。

なお、現時点での実装時期は未定だ。

Gmailのブロック機能をGoogleスライド等へも拡大

Gmailは現在、受信トレイに届くスパムやフィッシングメールの99.9%以上をブロックし、世界中の人々をオンライン上で保護している。

近年のリモートおよび多拠点での共同作業の増加に伴い、共有ドキュメントに対する新たな攻撃パターンは増加傾向にある。こうしたトレンドに対処するため、今年後半にGmailをフィッシングやマルウェアから守る保護機能をGoogleスライド、Googleドキュメント、Googleスプレッドシートにも拡大する予定だ。

アクセスしようとしているスライド、ドキュメント、スプレッドシートにフィッシングのリンクやマルウェアが含まれている場合、自動的に警告を表示し、ユーザーを脅威から守るという。

>>ニュースリリース