においやガス、振動データも分析します――エッジAI×IoTデバイス試作サービスをHACARUSが開始

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株式会社HACARUSは、AIデバイスの試作サービス『デバイス試作サービス for Edge AI』を提供開始した。データ収集用デバイスの開発とデータを可視化するダッシュボード、およびAIとの連携をワンストップで支援し、通常1年以上かかる開発プロセスを半年で完了する。

臭気、振動、重量のデータ収集・解析を可能にする

本サービスの特徴は、収集や可視化が難しいデータ取得と、データのAI解析の仕組みができることだ。

画像データや温度・湿度などの収集しやすいデータは汎用ハードウェアでも対応できるケースが多い。しかし「打音などの様々な音」、「臭気」、「振動」、「ガス」、「重量」などの特殊なデータは、収集も難しく、コスト面や環境面などから実装のハードルが高い。本サービスでは、エッジAI用ハードウェアのプロトタイプ3台と収集されたデータ可視化の仕組み(ダッシュボード等)に加え、連携されたAIシステムをワンストップで提供する。

デバイス開発事例〜肉球の裏から動物の心電図データを取得し、診察に役立てる〜

特殊なデータの収集・AI連携事例として、当社がDSファーマアニマルヘルス株式会社と共同開発中の「動物の心電図データを取得するツール」がある。

本装置は、動物用医療機器として開発中だそう

これは動物の肉球(足の裏)から心電図データを取得する機能を備えた装置とHACARUSのAIを組み合わせたもの。

通常、動物の心電図は体を横向きにして(ときに体を押さえつけて)測定するが、このツールではシートの上に立たせるだけで心電図データが取得できるので、動物がストレスを感じずに測定ができる。同時にAIで解析・判定し、解析データはDSファーマアニマルヘルス社が提供する獣医向けのクラウドプラットフォーム(あにさぽ®)に送信され、獣医師の診察に役立てられる。

「デバイス試作サービス for Edge AI」概要

サービスの概要は以下のとおり。

  • お客様のニーズに合わせたエッジAI用ハードウェアのご提案
  • プロトタイプデバイス開発(プロトタイプデバイス3台の提供を含む)
  • 取得後のデータ可視化方法ご提案(お客様のニーズに合わせて構築)
  • AIの構築、既存システムとの連携支援

提供期間は6ヶ月、プロトタイプ開発後のデバイス量産にも対応可能(要相談)とのことだ。

費用感や利用環境に応じて、クラウドAIタイプ、エッジAI対応、ハイブリッドタイプ、の3種の運用方法を選べる。

AIの回答根拠が高い「スパースモデリング」

HACARUSが提供するAIには、説明性・解釈性が高いスパースモデリングが使われる。以前Ledge.ai編集部は同社のデータサイエンティストに、この技術の仕組みを詳しく聞いている。

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