こんにちは、ひろきです。
米国Hasbro社が古くから発売している小麦ねんど”Play-Doh”という商品があるのですが、その専用アプリがリリース。アナログとデジタルを組み合わせた新しい試みがあったらしいので調べてみました。
Play-Doh×3Dスキャンアプリ”Play-Doh Touch Shape to Life Studio”。その実態は?
この Play-Doh Touch Shape to Life Studioですが、米国Apple Storeのアクセサリから購入可能です。専用アプリとねんどキット合わせて約40ドル。ねんどと言っても色のバラエティが豊富で、型取り用の道具も何種類か用意されています。
使い方は至極簡単で、
- 子どもをねんどで遊ばせる、必然的に何かしら物体ができる
- 専用のプレートにそれを乗せる
- アプリを起動して、作ったものをスキャン
- スキャンしたものが画面上に3Dで登場し、動かしたりできる
という感じのもの。こちら動画です。
ちょっと面白そう…ですよね?(笑)
肝心の3Dスキャンですが、精度が高いものではありません。カメラ機能で写した平面のねんどがどう見えるのか、だいぶ補間処理されているので、実際のものと比べるとけっこう異なる場合も。
でも自分が作った(ような)ものがデジタル化して、しかもスクリーン上で動かせる。しかもタッチで変形できて、デバイスに保存もできる。子どもからすると十分楽しいと思いますし、やっぱりシンプルイズベストじゃないですかね。
どんどんデジタル化していく子どもたち。アナログ×デジタルの試みはどれくらい有効?
最近の子どもたちは、スマホの使い方に慣れています。携帯ゲーム機の普及やタッチスクリーン製品が増えてくる中で、このHasbro社の対応はどれくらい有効なんでしょう。
良評価はもちろんあるなか、いろんなレビューを読んでみてわかったのが、
- アプリのなかの世界のゲーム性が低い
- PSが全くと言っていいほど必要ない
- そもそも最近の子どもはねんどで遊ぶことは面白くない(らしい)
このレビューを読んで感じたのは、
- 最近の子どもは複雑でテクニカルなデジタルに慣れすぎている
- アナログな遊びが廃れてきている?
という現状が少なくともあるということ。あくまでも米国でのレビューですので、日本の場合では少し違うと思いますが…。
おもちゃ業界にもデジタルの波が?
アナログおもちゃ業界の現状を詳しく知っているわけではないのですが、今後デジタル化が進むにつれ、おもちゃ業界も大きな変化が求められるかもしれません。
しかし、発想の転換次第では今回のHasbro社のように従来の商品を生かせる、時代への対応ができるのかもしれませんね。今後の動きに期待大です。
ではまた。