作業員の健康状態をAIが判断、健康管理を手書き入力からデジタル化へ

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株式会社Algoageは8月6日、顔画像解析AIを活用し、大豊建設株式会社の作業員健康管理システムの構築を開始したことを発表した。

Algoageは、健康リスクをリアルタイムでモニタリングし、危険を察知するとアラートを出すAIエンジンの開発に取り組んでいる。

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顔画像解析AIにより作業員の手書きの入力業務をデジタル化

これまで、大豊建設は現場作業員の健康管理において、アナログな問診書類を利用していたり、機器で算出した数値を手で書き写す必要があったりと、非効率な入力作業が多くある状態だった。そのため、データに効率的にアクセスできず、管理コストや利用コストが高くなっていた。さらに、その情報をもとにした、網羅的な作業員の健康状態のモニタリングが十分にできていないことが課題として挙げられていた。

Algoageは、顔画像解析を活用し、大豊建設の作業員健康管理システムを構築することで、こうした課題に取り組む。作業員健康管理システムでは、iPadアプリケーションに顔認証機能などを搭載することで、作業員はアプリで手間なく健康状態を記録できるようになる。また、情報をクラウドで一元管理しデータの一覧・比較がしやすくなるようなWebアプリケーションや、健康リスクをリアルタイムでモニタリングして危険を察知するとアラートを出す機能などを提供する。

Algoageの管理システムにより、「現場作業員の負担になっていた入力作業の手間の削減」「現場管理者が情報の管理、参照をする負担削減」「システム化された網羅的、即時的な健康状態の管理」を実現できる。

Algoageは、これまで深層学習を中心とした人工知能技術を活用したソリューションを提供してきた。大豊建設を含め、各企業の個別課題へのソリューション設計・提供を手がけるアルゴリズム開発事業のほかに、汎用性の高い課題をターゲットにし、自社開発の機械学習ソリューションを提供するMLaaS事業を展開している。

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発熱者と勤怠管理を同時に認証するAIカメラ コロナ禍の出勤に対応

顔認証AIを活用することで、作業効率化と健康状態の管理に貢献できる例はほかにもある。

アイリスオーヤマ株式会社は2020年7月1日、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、個人認証と発熱者検知が同時にできる「顔認証型AIサーマルカメラ」を発売した。

アイリスオーヤマが発売する顔認証型AIサーマルカメラは、AIアルゴリズムが搭載され、顔認証による個人特定に加えて発熱者を検知できる。事前設定よりも高い温度や事前に登録されていない個人が検出された場合、画像と音声アラートにより即座に通知される仕組みだ。

オフィス出勤に対応するために顔認証AIサーマルカメラでは、熱があるかを0.2秒で判断する検知速度と99%の顔認証精度を備えており、温度測定の誤差は±0.5の精度となっている。

顔認証カメラは、マスク着用者のみ入場を許可する「マスク着用強制モード」を備えているだけでなく、出退勤を登録できる「勤怠モード」を搭載しているため、オフィスフロアや施設の従業員出入り口での勤怠管理でも使用できるという。