2018年4月16日、「Microsoft Innovation Award 2018」の最終選考が開催されました。ファイナリストには以下の12社が登壇。熱いピッチが繰り広げられました。
企業名 | |
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「株式会社アラヤ」 | 「ニューラルネットワークの演算量削減・高速化技術」 高精度の深層学習のエッジ処理を実現 |
「株式会社エイシング」 | 「エッジライトコンピューティングを実現する機械学習AI」 エッジコンピューティングを実現する独自AI |
「MDR株式会社」 | 「wildcat」 QaaS 応用量子計算プラットフォーム |
「株式会社EmbodyMe」 | 「Xpression」 AIで本物と区別がつかないフェイク映像を生成 |
「Origin Wireless Japan 株式会社」 | 「Time Reversal Machine」 電波で空間を記述するセンサーレスIoT |
「株式会社コージェントラボ」 | 「Kaidoku」 NLUを用いた自然言語解析エンジン |
「ストックマーク株式会社」 | 「Anews」 AIがチームに最適なwebニュースを配信 |
「DVERSE Inc.」 | 「SYMMETRY」 3DCADを利用したVR意思決定ツール |
「株式会社データビークル」 | 「Data Diver 」 「データサイエンスをみんなの手に」を実現 |
「メタルテック(非法人、個人プロジェクト)」 | 「SongsLink」 音楽フレーズレコメンドウィジェット |
「株式会社UsideU」 | 「コラボロイド」 人・AI協働サービスシステム |
「株式会社Liberaware」 | 「LAPIS(Liberated Activation Platform for Information Strategy)」 Lapisによる新しいビジネス展開 |
最新テクノロジーを駆使したプロダクトたち
プレゼンテーションの制限時間は5分。各社さまざまな工夫をこらし、プレゼンをおこなっていました。


オーディエンス賞のメタルテック。音楽のレコメンドを、曲のジャンルごとではなくフレーズによっておこなう「Songs Link」をプレゼンしていました。

優秀賞を獲得したエイシング。Deep Binary Treeという、エッジ組み込みを想定した、パラメータ調整が不要な独自AIを紹介。
最優秀賞はアラヤ。軽量・高速の深層学習のエッジ実装を目指す
優勝賞金100万円の最優秀賞を獲得したのは、株式会社アラヤ。深層学習に使われるフィルターを、圧縮しても情報量を落とさない独自の技術により、精度を落とさずに、エッジデバイスへのディープラーニング組み込みを飛躍的に容易にできるとか。
AIが優位性ではなく当たり前の時代に
今回、プロダクト自体の優位性はAI技術でなくとも、プロダクトのどこかしらにAI技術を用いている企業が多く、もはやAIをプロダクトに組み込むのは革新的でもなくなってきていると感じました。AIを使うことが優位性ではなく、AIの活用が前提となっている時代が来ていますね。
今後、Ledge.aiでもこういったスタートアップへの取材を進めていきますので、楽しみにお待ちください。