インフルエンサーの信用度をAIがスコア化、いいねに代わる指標に

このエントリーをはてなブックマークに追加


株式会社A(エース)は1月27日、インフルエンサーの信用度をスコア化したマーケティングプラットフォーム「A stream」の提供を開始すると発表した。

A streamは、企業とインフルエンサーのマッチングサービスや、インフルエンサーを対象としたヒット商品などの予測が可能なプラットフォーム。インフルエンサーマーケティングを実施したい企業向けのものだ。

画像は公式サイトより

>>A stream(外部サイト)

2019年からインスタでは「いいね数」を非表示に

エース社では5万を超すビッグデータをもとに、1万人以上のフォロワーを抱えるインスタグラマー約4000人をAIで分析。A stream上でインスタグラマーの信用度をスコア化しデータベースとして蓄積している。

これまで、PR施策時に起用するインフルエンサーの評価軸は、フォロワー数やいいね数から測るエンゲージメント率が中心だった。しかし、2019年からインスタグラムではフィード投稿でのいいね数を非表示にするテストを進めている。

A stream上では、インスタグラムフォロワーの男女比や年齢層、各インスタグラマーのフォロワーが抱えるフォロワー数、直近のフォロワー数の伸び率、各投稿コメント数などをはじめ、さまざまな指標を軸に、インフルエンサーの信用度をスコア化している

この背景をうけ、2020年以降のインフルエンサーマーケティングでは、インフルエンサーの人気と影響力を評価する手法の見直しが迫られていた。

エース社では、延べ5万人以上のインフルエンサーを運用するなかで、過去の施策やPR効果、さらに各投稿に対するエンゲージメント率などの膨大なデータをすべて蓄積。これらのデータをもとに、インフルエンサーの信用性を数値化し、いいね数にとらわれない新たな指標で評価するそうだ。

A stream内のAIが各ブランドの施策商品のプロモーションに強いインフルエンサーを自動でマッチング。インフルエンサーのフォロワー全体に対して的確にプロモーションする仕組みを備える

>>A stream(外部サイト)

インフルエンサーの“不正”を見抜くAIも

インフルエンサーを対象としたAIはいくつか登場している。なかでも話題になったのは、インフルエンサーの不正を検出するサービスだ。

2019年5月に株式会社misosil(ミソシル)は、フォロワーを購入してフォロワー数を水増しするインフルエンサー自身の不正や、不正インフルエンサーを利用した(orしてしまった)キャンペーンを実施する企業を検知するサービスを発表した。このサービスは、同社のSNS分析ツール「Tofu Analytics」のオプション機能だ。

昨今注目を集めたSNSでのインフルエンサーマーケティングでは、マーケティング担当者のリテラシー不足などによって、フォロワー数至上主義的なインフルエンサー起用プロモーションが横行していたそうだ。

インフルエンサー自身もフォロワー数が多ければ報酬の高い仕事をもらえると認識していたため、実態のない海外アカウントやbot等をフォロワーとして購入しフォロワー数を水増しするアカウントもいたという。

当然、不正にフォロワー数を増やすアカウントでプロモーションを実施しても、期待している効果は出ない。この状況に陥らないために、ミソシルは同サービスを開発したそうだ。