株式会社イクシスは4月1日、 AI(人工知能)で道路面ひび割れとガードレール支柱のさびを解析する「道路AI解析サービス」をリリースした。
これまでの道路点検は点検員による近接目視が基本で、生産性・安全性の点で課題があった。この課題に対し、同社はドライブレコーダーで撮影した動画を同社のインフラ向けAIで解析し、生産性・安全性を向上させた道路点検を実現した。
本サービスは、一般車両に搭載した市販のドライブレコーダーで取得した動画に対し、同社のAIが自動解析し、道路舗装面のひび割れの1次スクリーニングを実施する。一般車両による点検が可能なことから、業務などの用途で日常的に走行する車両を活用して、定期的な点検ができる。日本無線株式会社と共同開発した路面の劣化状態の可視化レポートも搭載し、パノラマ表示などで路面の劣化状態が確認できる。
また、これまでガードレール点検も近接目視点検が基本であり、安全性の確保や交通規制の必要性など、生産性と安全性の点で課題があった。同社のガードレール支柱解析ソリューションは、一般車両に搭載した市販のビデオレコーダーを用いて進行方向に対して側方を撮影し、その映像をAIが解析して、ガードレールの支柱や支柱の錆を検出する。
走行中の車両から撮影できAIが解析するため、融雪剤などの影響で支柱の根元が錆びている区間を1次スクリーニングする際などに生産性や安全性を向上できる。
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