東京大学と骨折診療に関する共同研究を開始|メディカルビッグデータを活用

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日本システム技術株式会社は2023年1月10日、東京大学大学院医学系研究科附属疾患生命工学センター臨床医工学部門 岡田寛之 助教と、メディカルビッグデータを用いた骨折診療に関する共同研究を開始したと発表した。

大腿骨近位部骨折を含む骨粗鬆症性骨折が日本で増加

超高齢社会日本において、大腿骨近位部骨折を含む骨粗鬆症性骨折は増加し続けている。さらに骨粗鬆症性骨折を起こした後に、再度別の骨折を繰り返す二次骨折に対しては、確実な治療が求められる。

しかし二次骨折予防には必須であるはずの骨粗鬆症治療が、十分に行われていないのが現状だ。日本ではようやく直近の診療報酬改定により二次骨折予防加算が適応になったが、さらに二次骨折予防を普及する取り組みが必要とされている。

骨粗鬆症診療に携わる医師と、骨折診療に関わる医師がそれぞれ別々に保有する知見やデータを統合し、骨粗鬆症診療が骨折治療経過に与える影響を明らかにする必要がある。さらに欧米並みの患者マネジメントを取り入れ、複数の診療科の医師がシームレスな連携を深めなくてはならないという。

共同研究によりさらに効果的な二次骨折予防を提案

共同研究において同社の「未来共創Lab」は、保有する匿名化された約800万人のレセプトデータ(※)をソースとしたメディカルビッグデータを用いて、東京大学大学院 岡田寛之 助教と共に、骨粗鬆症治療が大腿骨骨折の治療に与える影響を調べ、さらに効果的な二次骨折予防を提案するとのこと。

※レセプトデータについて
レセプトとは、患者が受けた保険診療について、医療機関が保険者(市町村や健康保険組合)に請求する 医療報酬の明細書のこと。同社は各種情報をデータベース化して保持している。

■研究室HP
https://gel.tokyo/med/member/member_344.html

■未来共創Lab
https://www.jastlab.jast.jp/

▼日本システム技術株式会社
https://www.jast.jp/

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