松尾豊氏が監修した無料AI講座「AI For Everyone」開講、Courseraで60万人以上受講する講座が日本版に

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一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)は5月6日、新講座「AI For Everyone(すべての人のためのAIリテラシー講座)」を開講した。受講料は無料。ただし、受講修了証の発行を希望する場合はオンライン講座プラットフォーム「Coursera(コーセラ)」に49ドルの支払いが発生する。

JDLAは本講座を「すべてのビジネスパーソンに向けた、人工知能(AI)/ディープラーニングについてまず『知る』ための無料エントリー講座」と位置づける。AIの基礎を学びたい人、今の組織をAIが使いこなせる組織に変えたい人など、理系文系はもちろん、肩書きや職種問わず、受講できるとしている。

本講座はAIの権威として知られるスタンフォード大学のAI研究者で計算機科学者のアンドリュー・ン(Andrew Ng)氏率いる、DeepLearning.AIが提供する非エンジニア向けオンラインAI講座「AI for Everyone」(オリジナルは英語)をベースにした。オリジナル版の「AI for Everyone」はCoursera上で、すでに全世界60万人以上が受講しているという。

本講座にはJDLAが制作し、AI研究の第一人者でJDLA理事長も務める東京大学大学院工学系研究科 教授の松尾豊氏が講師を務める「DXとは何か」「DXにおけるAI/DL(ディープラーニング)の重要性」「日本におけるAI活用」といった日本向けコンテンツを追加した。

学習内容は「ニューラルネットワーク、機械学習、ディープラーニング、データサイエンスなど、一般的なAIに関する専門用語とその意味」「実際にAIができること、できないこと」「組織の課題解決のためにAIを適用できる可能性とその方法」「機械学習およびデータサイエンスプロジェクトの進め方」「AIエンジニアチームと連携して社内でAI戦略を構築する方法」「AIを取り巻く倫理的および社会的議論の概要」。

なお、Courseraが発行した「AI For Everyone」の修了証を提示することで、JDLAが提供する「G検定」を30%引き(一般は9240円、学生は3850円)で受験できる。

【「AI For Everyone」概要】
・名称:AI For Everyone(すべての人のためのAIリテラシー講座)
・受講資格:制限なし
・受講期間:制限なし(※修了証付きコースの場合は180日以内に修了する必要がある)
・受講サイト:公式サイト
・講座形式:オンラインでのビデオ講座形式/約5時間(ビデオ講座のみ)
・「無料聴講コース」(ビデオ講座のみ視聴が可能)
・「Coursera修了証付きコース」(ビデオ講座に加え、確認テストを受験)

>>ニュースリリース

「G検定」AIプロジェクトの企画など新シラバスに追加、公式サイトで閲覧可能に

また、JDLAは3月30日、新講座の開講にあわせて「G検定」のシラバスを改訂すると発表した。2021年7月実施予定の2021年第2回「G検定(G検定2021#2)」から新シラバスを適用する。

新シラバスでは、DXが進む産業界における時代のニーズに対応し、より多くのビジネスパーソンに学んでもらうを目指して、「データ×AI」の活用を企画・推進するうえで重要となるAIプロジェクトの計画・データ収集・法律/契約など、実践的な内容を追加したという。