【ディープラーニング講座8選】E資格とは?受験のために必要なJDLA認定プログラムを解説

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企業がディープラーニングに取り組むにあたっては、さまざまな障壁が存在している。人材育成もそのひとつだろう。

日本ディープラーニング協会(以下JDLA)は、ディープラーニングに関する知識を有し、「事業活用する人材(ジェネラリスト)」と、「ディープラーニングを実装する人材(エンジニア)」の育成を目指している。

JDLAが主催する資格試験には、以下の2種類がある。

  • G検定
  • ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して事業応用する能力を持つ人材」とJDLAが定義。2020年までに10万人規模で輩出することを目指している。

  • E資格
  • ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力を持つ人材」とJDLAが定義。2020年までに約3万人の輩出を目指している。

後者のE資格については、

  • 応用数学
  • 機械学習
  • 深層学習

の知識に加えて実装能力も必要であり、受験資格としてJDLAの定める認定プログラムを受けることが必須となっている。本記事では、認定プログラムを解説し、認定プログラムを提供している企業の講座を紹介する。

E資格受験のために必要なJDLA認定プログラムとは?

JDLAは、「ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力を持つ人材」を育成する講座を、JDLA認定プログラムとして認定、推奨している。

認定されたいずれかのプログラムの受講を修了すると、E資格の受験が可能だ。ジェネラリスト育成のためのG検定については、認定プログラムの受講は不要。

認定プログラムは現時点で8つあり、対象や内容はさまざまだ。E資格受験を目指す人には是非自分に最適なプログラムを選んでほしい。以下に現状認定される講座を紹介する。

認定プログラム一覧

スキルアップAI ── 現場で使えるディープラーニング基礎講座

最初に紹介するのは、AIに取り掛かる前の前提知識不要の「機械学習・ディープラーニングのための数学講座」から、AI実装までを目指せる「現場で使えるディープラーニング基礎講座」など、幅広い講座を用意するスキルアップAI。

E資格試験の受験には、ディープラーニングの基礎・原理の理解から、最先端の技術の実装までを学ぶことができる「現場で使えるディープラーニング基礎講座」の受講が必要だ。

プログラムを受講して、実技と知識の両面で基準をクリアすると修了となる。

コースの内容がディープラーニングから始まるため以下のような前提知識が必要だが、別講座で学習可能だ。

  • PythonのライブラリであるPandas、 NumPy、scikit-learn、Matplotlibの基本的な使い方を習得していること (「械学習を始めるためのPython入門講座」相当)
  • 線形代数、微分、確率・統計の基本を理解していること(「機械学習・ディープラーニングのための数学講座 基礎数学講座」相当)
  • 機械学習の基礎知識があること(「現場で使える機械学習・データ分析基礎講座」相当)
公式サイトhttps://www.skillupai.com/deep-learning/
講座形態ハンズオン@東京、大阪、名古屋 + オンライン
料金¥298,000~

キカガク ── ディープラーニングハンズオンセミナー

続いて紹介するのは、株式会社キカガクが提供するディープラーニングハンズオンセミナー

AIの主要技術であるディープラーニングの数学からプログラミング、Azure上のGPU搭載マシンでの学習計算まで、ハンズオン形式により知識やスキルを効率よく習得できる。

以下のように実践的な講座内容となっている。

  • Microsoft Azureを使用し、GPUマシンでの計算
  • サンプルプログラムを動かして終わりではなく、問題設定から考えた実践的な演習
  • 入力データとして使用する画像・時系列・自然言語のデータの特徴量の選び方を学習

ChainerコースとKerasコースの2種類があり、自分の好きな方を選択できる。講座を通して、以下の言語やライブラリを習得することが可能。

  • Python
  • Microsoft Azure
  • Chainer(Chainerコースの場合)
  • Keras(Kerasコースの場合)

カリキュラム工程は、事前学習と3日間のハンズオン。Microsoftと共同開催している。

Ledge.aiではセミナーへの潜入記事も公開しているため、興味がある方はぜひ。

公式サイトhttps://short-term.kikagaku.co.jp/dnn-seminar/
講座形態オンライン事前予習 + ハンズオン + オンライン補講動画
料金¥200,000~
¥300,000~(補講動画含む場合)
※E資格受験には補講動画の視聴までが必要

zero to one ── 機械学習オンライン/ディープラーニングオンライン

オンライン上で学習したい方に、まずチェックしてほしいのがzero to oneだ。法人向けのAI講座をオンライン上で提供している。

講座は以下のようなラインナップで、

  • 人工知能基礎
  • 機械学習(JSLA資格試験対応)
  • ディープラーニング(JSLA資格試験対応)
  • G検定実践トレーニング
  • デジタルマーケティング

このうち「機械学習」と「ディープラーニング」の両コースを修了することで、E資格試験の受験権利を得られる。

パートナーにはNVIDIAも名を連ねており、導入企業実績には、

  • 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
  • 野村ホールディングス株式会社
  • 野村総合研究所

などがある。zero to oneはオンラインだけではなく、個別対応のオフライン講座も開講しており、

  • 機械学習ブートキャンプ
  • ロボットを作って学ぶIoTブートキャンプ
  • まるごと学ぶIoT × AI × システム構築塾

など、最先端テクノロジーが学べる講座が盛りだくさんだ。

公式サイトhttps://zero2one.jp/
講座形態
  
オンライン
料金要問合せ

Study – AI ── 現場で潰しが効くディープラーニング講座

Study – AIは、日本で初めてAI資格試験対応講座を開講している。

認定プログラムである「現場で潰しが効くディープラーニング講座」は、数理的な基礎原理から体系的に習得する一方、実務で必要な周辺処理や実践手法を中心に学習し、実際の現場で使えるAIの実装レベルのスキルを身につけることができる。

全部で12講義あり、4講義がベーシックターム、8講義がディベロップタームとなっている。

ベーシックタームでは応用数学・機械学習・ディープラーニングの全体像を学び、AIエンジニア、データサイエンティストとしての基礎力を身につけることができる。

一方ディベッロップタームはディープラーニングの実践課題を中心とした講義となっている。出席日数と到達度により講座の修了証を得られるかが決まる。

機械学習の経験者は確認テストに合格すれば、ベーシックタームの免除が可能。

公式サイトhttp://study-ai.com/jdla/
講座形態ハンズオン@東京・福岡 or オンライン
料金¥450,000~
ベーシックターム免除の場合¥350,000~

STANDARD ── AIエンジニア育成講座/AI_STANDARD E資格試験対策講座

ASTANDARDは、3ヶ月でAIエンジニア不足を解決できる法人向け研修サービスを提供している。講座は以下のようなラインナップだ。

  • AIエンジニア育成講座
  • AIマネジメント実践講座
  • AIリテラシー習得講座
  • 製造業パッケージ
  • E資格対応講座
  • AI開発アクセラレータープログラム

そのうち「E資格対応講座」が、STANDARDの提供するJDLAのE資格認定講座に当たる。

より難しい理論・数式の学習を目的としており、そのために必要な知識習得のため、同じくSTANDARDが提供している「AIエンジニア育成講座」の受講が前提となっている。

AIエンジニア育成講座には実務で必要不可欠な要点が盛り込まれており、ケーススタディーをもとにしたより実践的な課題も含まれている。

  • Python
  • scikit-learnによる機械学習
  • Kerasによる深層学習

などを、オンラインで学習することが可能。

公式サイトhttps://www.ai-standard.jp/
講座形態オンライン
料金要問合せ

エッジコンサルティング ── AIジョブカレ ディープラーニング講座

AIジョブカレは、AIを仕事にしたい人向けの講座が揃っている。そのため、初心者のための数学・Python講座から、機械学習・深層学習講座まで一気通貫で学ぶことができる。

特徴としては、

  • 経験豊富な講師による実践的カリキュラム
  • 実際のサンプルデータなどを使い実装を学習
  • AI関連の求人紹介

など、AIエンジニアとしてのキャリアップを支援する仕組みがある。
E資格の受験資格取得には​、

  • ディープラーニング講座を受講修了 最終試験合格
  • 機械学習講座の修了試験に合格  ※受講は必須でない
  • 数学講座の修了試験に合格 ​※受講は必須ではない

が必要だ。

公式サイトhttps://www.aijobcolle.com/dl/
講座形態ハンズオン@東京、大阪、福岡 or オンライン
料金ハンズオン:¥139,800~ オンライン:¥111,840~

Aidemy ── JDLA E資格対策コース

Aidemyは、AIエンジニアになるためのオンライン学習サービスを提供しており、

  • Python入門
  • 深層学習
  • 自然言語処理
  • 数値予測

などを学ぶことができる。

E資格に関しては、業界で初めて合格保証のついた対策コースを提供している。このコースは課題を80%以上提出すれば合格が保証されており、万が一課題を80%以上提出したにもかかわらず不合格の場合には、次の試験まで無料でサポートを受けることができる。

受講に数学やプログラミングの経験不問としており、初心者でもE資格取得のための知識を身につけることができる。

またコースの受講期間中は、資格取得のための学習だけではなく、30以上のAidemy有料コースが受け放題となる。

公式サイトhttps://premium-etest.aidemy.net/
講座形態オンライン(環境構築・前提知識不要)+メンター制度
+コード添削+オンラインビデオカウンセリング
料金¥580,000~

AVILEN ── 全人類がわかるディープラーニング体系講座

AVILENは画期的なAIビジネスを生み出す総合支援会社として

  • AI事業支援
  • AI人材育成
  • 学習メディア

といったサービスを提供している。

E資格受験資格の取得のための認定プログラムは、早く、安く、効率重視の内容だ。

コースの修了条件は以下の通り。

  • 各回で課される演習課題の提出
  • 深層学習を活用したオリジナルプロダクトの成果発表
  • 統計学/Python/数学/機械学習といった深層学習を学ぶ上で最低限必要な前提知識を測るテストの合格
  • E資格試験本番に似た対策テストの合格

前提知識を測るテストに合格するとPythonや数学の基礎部分の講座をスキップでき、短期間かつ安い料金(オンライン時は最安値)での受講が可能となる。

プログラムが未経験の人や基礎が不安な人、事前に予習をしたい人などのために補講講座も豊富に用意されている。

必修の講座に加えて、個々人が自分に合わせた補講講座を取るかたちをとっているため、効率の良い学習が可能だ。

公式サイトhttps://avilen.co.jp/ai-engineer-course/
講座形態ハンズオン@秋葉原 or オンライン
料金オプションなし  
ハンズオン:¥196,000~ オンライン:¥136,000~

基礎講座全セットつき 
オプションなし+¥100,000

深層学習基礎講座セットつき 
オプションなし+¥20,000

AIを“今”学ばなくて、いつ学ぶ?

E資格受験のために必要なJDLA認定プログラムには、プログラム未経験からでも知識を身につけられるものや、ディープラーニングに特化したものなど、さまざまな種類が用意されている。

E資格を受験する人は、各プログラムを知ることで、自分に必要な知識を身につけるために最適なものを選ぶことができるだろう。

AI人材が求められ、AIを知り、AI作れる人の価値があがっている今、AIを学ぶことで、個人はもちろん、その個人が所属する企業にも新しい可能性が広がる。

AIを学ぶきっかけとして、学習講座も豊富になって来た今こそG検定やE資格の取得にチャレンジしてみてはいかがだろうか。