2021年第2回「E資格」合格率は74.53%、10代や60代の合格者も

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一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)は9月17日、2021年 第2回 エンジニア資格「JDLA Deep Learning for ENGINEER 2021 #2(E資格)」の全受験者数1170名のうち、合格者は872名だったと発表した。合格率は74.53%だった。

同試験は8月27日(金)と8月28日(土)に実施した。E資格の累計合格者数は3856名になった。

平均得点率は機械学習が73.49%、深層学習は63.84%

各科目の平均得点率は、応用数学が67.16%、機械学習は73.49%、深層学習は63.84%、開発環境は66.54%だった。

20代が最多、10代や60代の合格者も

合格者は年代別では10代が4人、20代は306人、30代は294人、40代は176人、50代は73人、60代は17人。不明は2人。20代が最も多く、10代や60代の合格者も少なからずいることが特徴と言える。

一般社員級が全体の53.21%で最多

役職別では、一般社員級は464人、主任・係長級は196人、課長級は67人、部長級は25人、役員・経営者は22人、学生は63人、無職・その他は35人。一般社員級が全体の53.21%で最も多かった。

研究・開発が348人で最多

職種別では、研究・開発が348人で最多だった。そのほか、情報システム・システム企画は245人、その他は81人、学生は63人、企画・調査・マーケティングは34人と続く。

大学生は27人、大学院生は26人

業種別では、ソフトウェア業が221人で最多だった。そのほか、製造業は201人、情報処理・提供サービス業は186人。学生に目を向けると、大学生は27人、大学院生は26人、専門学校生は2人、高校生は2人だった。

PyTorchかTensorFlowを使った実装も扱う

また、日本ディープラーニング協会は2022年8月26日(金)と8月27日(土)に開催する「E資格 2022年 第2回」から、シラバスを改訂する。

今回の改訂では、ディープラーニング技術の産業活用が拡大するなかで、実務やさまざまな研究のベンチマークに用いられる手法を追加。画像認識・自然言語処理で広く用いられている手法はもちろん、音声認識分野もカバーしている。機械学習のモデルの説明性や距離学習といった分野によらず重要な項目も追加した。

これまでフレームワークによらない実装のみを扱ってきたが、本改訂では「PyTorch」または「TensorFlow」を利用した実装も扱う。E資格を受験する際には、PyTorchまたはTensorFlowを受験者が選択できる。E資格 2022年 第2回における出題問題のフレームワーク前提バージョンは2022年2月にアナウンス予定という。

>>ニュースリリース