AI英会話アプリを使った中学・高等学校の英語外部試験合格率が約10%向上

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1月9日、ジョイズ株式会社は、同社の英会話学習アプリケーション「TerraTalk(テラトーク)」を導入している松蔭中学校・高等学校で、英語外部試験合格率が導入前後で10%向上したことを発表。

テラトークは、AIとの英会話を通じてさまざまな場面での実践的な英語の習得を可能にする英会話アプリ。AIが発音や表現の出来を診断し、「語彙」「発音」「流暢さ」「文法」の項目で英語力を総合的に評価する。また、教育機関においては、特定の生徒グループに対して、グループ内偏差値を算出し、生徒のスピーキング力を定量的に可視化することで、指導の優先順位付けや生徒ごとの教材難易度を調整できる。

導入した松蔭中学校・高等学校(兵庫県神戸市)では、生徒約600人に対して新出文法の定着を図るための発話・音読練習、外部検定試験の面接対策として、授業や宿題で活用。その結果、テラトーク導入前に比べ、外部検定試験の合格率が約10%向上した。
※テラトーク導入前3回ぶんの合格実績と導入後3回ぶんの合格実績を比較

テラトークは利用者数12万人、導入件数は800機関を超える。2016年のアプリ提供開始以降、英会話偏差値機能を搭載した学校・企業向けの学習管理画面や、既存の参考書の内容に沿った学習コースを新たに開発するなど、英語学習の多様なニーズに合わせたサービスを提供している。

学校など向けに提供しているテラトークでは、「選択した問題の難易度の割合」「発話のリトライ回数」「1秒間に発した単語数」「質問を聞き終えてから発話するまでの時間」をグラフで表記するため、英会話能力をわかりやすく評価できるようになっているそうだ

プレスリリースでは、松蔭中学校・高等学校 英語科教諭 篠原弘樹先生のコメントが記載されている。

これまでの英会話指導では、生徒一人一人に対し、一回の会話ごとに見本を見せ、イントネーションや発話スピードの指標を提示する必要があったが、AIによる定量的な評価指標が実装されているため、指導が効果的かつ効率的にできるようになりました。英語が受験科目となり、モチベーションがなくなる生徒が出てくる高校2年生や3年生も将来に使える英語の勉強として楽しく学習しています。
本校では受験や試験対策ばかりではなく、外国人の方に道を聞かれてもすぐに答えられるなどの実践的な英語を身に着けて欲しいと考えています。『TerraTalk』では実践的な英語を身につけるために必要な4技能を学習できるので、今後のさらなる活用と生徒の成長がとても楽しみです。
(プレスリリースから引用)

>>プレスリリース(PR TIMES)