花王、AIで棚割り作業を自動化 作業時間を60%削減見込む

このエントリーをはてなブックマークに追加

花王株式会社は7月から、コンシューマープロダクツ製品の販売を担う花王グループカスタマーマーケティング株式会社と株式会社 エル・ティー・エス(LTS)が共同開発した、AI(人工知能)による自動棚割りアルゴリズムの実証実験を開始した。本アルゴリズムを活用することで、最大で棚割り作業時間を従来の60%削減できる効果を見込んでいるという。

花王は顧客のニーズに適した品ぞろえ、売れ行きに応じたスペース配分、売れ筋はゴールデンラインに陳列といった原則にもとづき、販売店の売り上げに貢献できる売り場を提案するために棚割りシステムを開発・運用してきた。

しかし、棚割り業務は店舗ごとに異なる売場規模や商品構成などに応じて、数多くのパターンを人が経験をもとに時間をかけて作成する必要がある。販売店・メーカー・ベンダーにとって大きな業務負担になっていたという。

そこで、花王は棚割り業務の効率化による作業時間・コストの削減を目指し、人が作成した基本パターンをもとに商品構成や配置に準拠しつつ、拡大・縮小パターンを自動的に作成できる「AI自動棚割り生成アルゴリズム」をLTSと共同で開発した。

今後は販売店との実証実験を通して、効果検証とさらなる改善・効率化を目指すという。将来はAIの進化により、店舗周辺の地域特性や顧客の購買行動の変化を検知し、より効果的な棚割りを自動生成することで、さらなる棚割り業務の効率化と、売り上げ・利益の改善や欠品・返品の削減を目指すとしている。

>>ニュースリリース

花王グループ、AI経費精算で年間1.5億円 5万5千時間の業務時間を削減見込み

また、花王グループの花王ビューティブランズカウンセリング株式会社は、2021年4月から経費領域専門AIプロダクト「SAPPHIRE(サファイア)」を本番運用した。人手による従来の通勤費・交通費の精算プロセスを脱却し、年間およそ5万5千時間の業務時間の削減、金額にしておよそ1.5億円のコスト削減を予定しているという。

そのほか、詳細は以下の記事をチェックしてほしい。