こんにちわ。Hiramatzです。
発注・納品検収やってますかーっ!
ビジネスシーンには欠かせない毎月やっているあの手続き…普段はデジタルな情報を扱っている我々でもここだけはアナログな手続きと切っても切れない関係ですよね。
取引担当者が自身でやったり、ある程度規模のある会社ならデータ入力オペレーターさんを雇ったり。
都内のデータ入力の求人を調べてみましたが、都内だけでもざっと1,000件以上。まだまだ企業側は入力オペレータさんを必要としてるんですよね。
煩雑な帳票のフォーマットをAIが自動認識、構造化データ化して登録してくれる日立「活文 Report Manager」の登場
今回はそんな月々の定期作業を効率化してくれるサービスのご紹介です。
株式会社日立ソリューションズが提供する「活文 Report Manager」が、今回のアップデートでなんと独自開発のAIを搭載。
紙帳票(契約書やら請求書、納品書など)特有の書き方も記載位置もバラッバラなアナログデータをスキャン ⇒ 自動で位置を確認…ていうか学習して構造化。フォーマット化したデータを抽出してくれるという『そう!それが欲しかったの!』という機能を実現したらしいのです。
もうちょっと詳しく解説すると
従来、請求書などの帳票は会社ごとにフォーマットが異なり、そのデータ化には人力でフォーマットの違いを吸収する必要がありました。
今回のアップデートで日立がぶっこんできたAI技術では、スキャンした紙帳票のフォーマットや、「見積No」や「合計金額」などの項目と数値の記載場所を解釈し、必要なデータ候補を一覧化。
一度 “必要である” という結果を学習すると、次回からは自動でデータを抽出してくれる…という構造をしているらしいです。
一回は人間が正しい教師データを指示しないとアレなんですが、これって結構な革命。
紙の帳票をスキャンするだけで必要なデータを活用する事ができ、新しい取引先が追加になるたびに、フォーマットのシステムの調整したりする必要もなくなっているんですよね。
いよいよ「現場が欲しい」レベルまで降りてきたAI技術
これ、今回のサービスは請求書などの帳票が対象ですが、同じ技術を応用すれば、紙に記載されている情報をパソコンでデータ化する作業全てにまるっと適用できるんじゃないでしょうか。
例えば
- 紙のアンケートを高速集計
- 実店舗の棚卸しチェックシート自動認識
- 毎月くっそめんどくさい領収書のデータ化
- ちょっと構造違うけど学習が進めば名刺のデータ化作業とか…?
なんというか、いよいよ現場のマネージャークラスが本気で「あ、それ欲しい。いくら?」と聞きたくなるラインまでAIサービスが降りてきた感じありますよね。
来るぞくるぞと言われ続けていた、データ入力系オペレーター不要の時代、いよいよやってくるのかもしれない。ですね。