京急電鉄 AIで放置物を自動検知し、羽田空港第1・第2ターミナル駅のテロ防止を目指す

このエントリーをはてなブックマークに追加


画像はAIによる放置物検知のイメージ

京浜急行電鉄株式会社は8月5日、羽田空港第1・第2ターミナル駅にテロ防止対策のため、放置された物を人工知能(AI)で検知するシステム(アイテック阪急阪神株式会社製)を導入すると発表。導入開始は2020年8月8日から。

AIと連動する防犯カメラがさまざまな角度から撮影した映像をもとに、AIが形状や放置された時間などを読み取り、放置物か否かを判断する。検知した場合は、自動的に駅事務室で警報を発報。必要に応じて、駅係員や警備員が駆け付けて対処し、危険物と判明すれば警察に通報する。

同社はテロ防止対策のために、すでに防災・防犯カメラの設置、京急電鉄職員やガードマンによる駅の巡回、ポスターや構内放送によるユーザーへの注意喚起、協力依頼を実施している。今回導入するシステムは、さらなる安全対策として取り入れたという。

京浜急行電鉄株式会社は、軍事やテロ攻撃に脆弱と見られる人または施設などを指す「ソフトターゲット」を狙うテロ防止対策を引き続き実施。安全安心に利用できる鉄道を目指して、今後もさまざまな対策を講じるとしている。

>>ニュースリリース

小田急線の踏切でAIが異常検知、事故を未然に防ぐ監視体制目指す

鉄道の抱える危険性と言えば、もちろんテロだけではない。事故もそのひとつだろう。



小田急電鉄株式会社は2月6日、ノキアソリューションズ&ネットワークス合同会社の「カメラ映像とAIによる異常状態検知システム(スペースタイムシーンアナリティクス)」を用いた踏切内の安全性向上を目的とした実証実験をすると発表した。

実証実験の期間は2020年2月14日から3月まで。実施場所は小田急小田原線 玉川学園前8号踏切(東京都町田市原町田)を予定していた。

本実証実験では、踏切監視カメラの映像を「スペースタイムシーンアナリティクス」を活用して解析することで、踏切内での異常状態の検知の強化を目的としている。踏切内におけるさまざまな動作を収集し、AIで分析するそうだ。

将来的にはAIによる解析結果を用いて、付近を走行する列車を自動で停止させるなど、踏切での事故を未然防止できる監視体制の構築を目指している。

小田急電鉄株式会社では、中期経営計画において鉄道の「先進的な技術による高度化」を掲げているそうだ。今後も、日本一安全な鉄道会社を目指して新たな技術導入等にも積極的に取り組み、安心・快適に小田急線を利用できるようにする、としている。

ちなみに、ノキアの「スペースタイムシーンアナリティクス」を鉄道の踏切に活用するのは世界初の事例とのこと。