キカガク、6カ月間でAI開発やデータ解析を身につける研修 住友重機械工業に実施「理解と自信が得られた」

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画像はキカガク 公式サイトより

株式会社キカガクは8月5日、住友重機械工業株式会社のグループ社員を対象に、実データを活用した問題解決型の次世代リーダー育成研修を実施したと発表。データサイエンス・AI(人工知能)・機械学習の発展的なスキルを身につけ、実課題に適応できる人材を育成する法人向けのカスタマイズ研修である。

本研修を実施した結果、DX推進のための先端IT人材を各事業部門で育成できただけではなく、実現場への導入可能性の高いプロトタイプ開発にも成功。受講生からは「機械学習の技術に対して具体的な実装を通して、明確な理解と自信が得られた」などの感想が得られたという。

「依然として実現場での応用はなかなか進まない」

キカガクが実施した住友重機械工業の研修担当者からのヒアリングによると、初級者向けのDX(デジタルトランスフォーメーション)リテラシー向上研修や機械学習の理論を学ぶ技術研修は導入が進んでいる一方で、「依然として実現場での応用はなかなか進まない」という課題があったという。

そこで、キカガクは住友重機械工業の次世代技術リーダーを育成する社内制度「専門技術教育選抜コース」に機械学習の専門講座を導入し、実現場においてDXプロジェクトを主導する人材を育成したいという要望を受けた。

実現場への導入可能性の高いプロトタイプ開発にも成功

住友重機械工業社に実施した研修

研修概要

今回、キカガクが実施した研修は、6カ月間でAI基盤技術の習得と、実データを用いた課題に取り組む「Project Based Learning」。実際に実データの特性を知る受講生からヒアリングし、実現場でのつまずきポイントを考慮しつつ試行錯誤しながら設計した。課題に応じたデータ解析・AI開発(モデル構築)の一連の流れを実装することで、先端IT人材としてDXプロジェクトを主導することが可能になるという。

Project Based Learningの実施方法

後半の3カ月間は、実現場からのヒアリング内容をもとに各受講生につき1テーマを選定し、プロトタイプを作成した。成果発表と講師によるフィードバックを繰り返し、要因分析や今後の施策立案などPDCA(Plan=計画、Do=実行、Check=評価、Action=改善)を何度も回しながら取り組んでもらった。データ収集からモデルの検証まで試行錯誤を繰り返しながら実施することで、DXプロジェクトを主導するイメージを持つことが可能になるとしている。

その結果、各事業部門から選抜した受講生が実データを用いた研修をすることで、DX推進のための先端IT人材を各事業部門で育成できただけではなく、実現場への導入可能性の高いプロトタイプ開発にも成功した。受講生からは「機械学習の技術に対して具体的な実装を通して、明確な理解と自信が得られた。今後は機械学習が当たり前の技術と認識されるように技術的な立場から事業部内を牽引(けんいん)していきたい」という前向きな感想があったとのこと。

研修担当者からは、ビジネス課題から逆算した研修を設計することで、データ分析を外部に頼まず、各事業部門においてドメイン知識をもとにした適切なDX課題設定とビジネスの可能性を探れるようになったという声もあった。現場で活躍できる先端IT人材を育成することで、広く社内のIT・AIリテラシーを高められる状態になったとする声もあったという。

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