AIで高齢者向けに住宅施設を紹介 正解率は75%

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株式会社ステッチは9月29日、高齢者向け住宅施設紹介サイト「ココシニア」をリリースしたと発表。「ココシニア」は、人工知能(AI)システムを活用し、入居者がもっとも幸せになる施設とのマッチングを実現するとうたうサービスだ。

AIの開発を手がけたのは株式会社AVILEN。1000件を超える実際の入居者のデータを用いて入居希望者に最適な施設を提案する。また、事業パートナーとして、介護事業を専門とする株式会社ケアトーク社も参画している。

>>>プレスリリース

もっとも重視されるのは「雰囲気」

スナッチがアンケート調査を実施した結果、親の施設選びでもっとも多くの人が⼤切にしたのは、費用や立地ではなく、「施設の雰囲気(53.4%)」だった。

1000件を超えるデータ入居者にあうAIを構築

入居者は、雰囲気を判断するために施設見学をするが、1度の施設見学で、入居後の生活に本当にマッチする施設を探すことは困難だ。「ココシニア」では、実際に施設選びをした人の1000件を超えるデータから、⼊居者にもっともあ合う施設の雰囲気を分析してAIを構築した。

本分析では、雰囲気を構成する要素(衣食住人)について、興味深いデータを得ることができた。たとえば、「入居者が普段家にいたときの格好」と「施設における他の入居者の日中の格好」が近いほど入居後の幸福度が高まるとわかった。

「ココシニア」はこのような傾向を踏まえ、⼊居者のパーソナリティと施設データを分析することで、幸せになる可能性が高い施設を紹介する。

さらに、入居決定時と、入居後2ヶ月後、6ヶ月後に幸福感を測定するアンケートを実施。アンケートには、幸福感の測定項目以外にも、「施設のスタッフの笑顔を感じるか」「心配事や愚痴を聞いてあげる人がいるか」「アクティビティへの参加状況」など、さまざまな研究結果から幸福感に寄与する要因を抽出して入れ込んでいる。

その結果から、幸福度が上がっている要因・下がっている要因を分析し、レポートにまとめ、入居した施設と家族に送り、幸福度が下がっている場合は改善施策を提案する。これにより、入居後に施設とのミスマッチが発生する可能性を低減できるとのこと。

なお、ステッチによると、現時点では「ココシニア」は、検討している入居者が提示した施設に入居し「幸せになるか」「不幸になるか」の2択で判断した場合、75%で正解するという。