コニカミノルタ、AI基本方針を策定「人間中心のより良い社会」目指す

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コニカミノルタ株式会社は6月11日、より良い社会を実現する人工知能(AI)の利活用を目指し、「コニカミノルタグループ AIの利活用に関する基本方針」を策定した。

AIの誤った利活用はプライバシー侵害や人権侵害など、さまざまな問題を生じる可能性がある。コニカミノルタはグローバルに事業を展開する企業として、「人間中心のより良い社会」を実現するAIの適正な利活用についてグループ共通の認識を持ち、一丸となってAIを積極的に利活用していくために方針を策定したという。

基本方針の項目は「人々が生きがいを感じられる社会の実現」「安全/安心の確保」「公平性の尊重」「透明性の追求と説明責任」「ステークホルダーとの共創」「人財の育成(※原文ママ)」。

基本方針には「AIを利活用して多様な価値を創出し、人々が生きがいを感じられる社会づくりに貢献します。また、意図しないAIの作用により社会や人に悪影響を及ぼすことのないよう、安全性の確保を優先し、リスクに配慮した適用と運用に努めます」と記載がある。

より具体的にAIとバイアスの問題については、「ディープラーニングなどの機械学習では、学習させる多くのサンプルデータが必要となります。コニカミノルタでは、それらのデータセットに対しても、個人情報の誤った利用や漏洩(ろうえい)などが無いよう努めます。また、データセットやそれを学習したAIがバイアスを持ちうることに留意し、社会に差別をもたらさないよう努めます」と言及している。

AI人材の育成に関しては「コニカミノルタでは、すべての従業員にAIにかかわる機会があると言えます。そのため、AIを運用する人財の育成に加えて、本方針の背景にある課題や価値観を広く共有し、公正なAIの利活用を推進し、よりよい社会の実現に貢献できる人財の育成に努めます」と意気込む。



>>ニュースリリース

富士フイルム、AI人材育成のため開発者以外にも教育 独自方針で明らかに

近年、さまざまな企業がAIに関する規約を策定している。

少し前の話だが、富士フイルムホールディングス株式会社(富士フイルム)は2020年11月30日に、研究・開発、生産、販売・マーケティングなどの企業活動全般において、AIを有効かつ適切に活用するための指針として、「富士フイルムグループ AI基本方針」を策定したと発表した。

株式会社日立製作所も2021年2月22日、社会イノベーション事業において、人間中心のAIを開発・社会実装するために「AI倫理原則」を策定したと発表した。本AI倫理原則は「行動規準」と、安全性や公平性、プライバシー保護などの観点で定めた「実践項目」で構成される。

それぞれ詳細は以下の記事をチェックしてほしい。