AIシステム導入を支援する「外観検査AIパッケージ」を従量課金制で提供

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京セラコミュニケーションシステム株式会社は3月7日から、製造業の外観検査におけるAIシステム導入を支援する「外観検査AIパッケージ」を、AI判定回数に応じた従量課金制で提供開始することを発表した。

「外観検査AIパッケージ」提供の背景

日本の製造業の多くは、労働人口減少による人手不足への対策が求められ、製品検査の効率化と安定化が期待できる外観検査AIシステムの導入を視野に、PoC(概念実証)を検討する製造現場が増えている。しかしPoC段階におけるAIモデルの精度や、運用検証段階でのPoCの検査速度が再現できないなどの理由から、本運用を断念する「PoC倒れ」になるケースも見受けられる。また、AIモデルの開発工数に加え、ハードウェアの調達や外部連携を含めたシステム化にも多大な工数がかかることも、AIシステム導入の大きな課題となっていると同社は述べる。

外観検査AIに特化したパッケージシステムである同サービスは、同グループ会社の株式会社Ristが提供する、外観検査組み込み専用のAI開発ツール「RPipe-Image」がインストールされた学習PCと、「RPipe-Image」用に最適化した実行環境(AIプロセッサー・推論PC)をパッケージ提供するとのこと。同パッケージの利用で、AIモデル開発とシステム導入時の工数を大幅に削減できるという。外観検査AIパッケージ一式を機能検証期間として3カ月間無償提供し、本導入後は、AI判定回数に応じた従量課金制で利用が可能とのこと。

外観検査AIパッケージ概要
 

「外観検査AIパッケージ」の特徴


 

AIモデル開発とシステム導入の工数を大幅短縮
AIモデル開発フェーズの工数比較では、従来の10分の1の期間でAIモデルを作成可能。AIシステム導入フェーズでは、プロトタイプなどの個別開発が不要となり、システム開発期間を3分の1に短縮。

外観検査に特化したAI開発ツールと連携可能
外観検査AI開発ツール「RPipe-Image」と連携し、AIの各種パーツのパラメーターを個別にきめ細かく設定できる。AIモデルの作成時に、設定ファイルの変更のみでさまざまなAIモデルの学習・評価・推論ができるため、検証サイクルの高速化につながる。

コストリスクを抑えた従量課金制
本パッケージ一式を機能検証期間の3カ月間は無償提供。それ以降はAI判定1回につき1円からの従量課金制で提供。

内製化にも対応可能な学習コンテンツと柔軟性
AIシステムの導入計画を推進する手法を体系立てて学べる学習コンテンツや、システム開発時の機能を使いこなすためのリファレンスを用意。ユーザー自身でスクリプトを組むことができるため、ブラックボックス化することなく社内でカスタマイズや横展開が可能。

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