LINEは3月2日、2021年中をめどに、AI技術人材を現在の約2倍となる200名規模まで拡大する。合わせて大規模な組織再編が実施される。
組織再編にあたり、募集される職種は以下の通り。
- 画像処理エンジニア / リサーチャー
- 自然言語処理エンジニア / リサーチャー
- 音声処理エンジニア / リサーチャー
- 機械学習エンジニア / リサーチャー
- データサイエンティスト
- サーバーサイドエンジニア(機械学習チーム)
- プロジェクトマネージャー(機械学習チーム)
- プロダクトマネージャー(機械学習チーム)
機械学習エンジニアやデータサイエンティスト、リサーチャー、データ基盤を開発するエンジニアなど、各種AI技術のスキルを保有する人材の採用をさらに強化し、LINEのAI関連サービスの成長を継続的に支える開発基盤の構築を進めるという。
AI関連組織を大規模再編成
3月1日付で、以下それぞれを担うチームをひとつの組織内に集約し、各チーム間の連携を強め、研究→開発→事業化のサイクルのスピードアップを図る。
- データ基盤開発
- データ分析
- 機械学習
- AI技術開発
- 基礎研究
これにより、同社のAI技術を外部へ販売する事業「LINE BRAIN」のAI技術を活用したサービスを早期に実用化することを目指す。
出典:プレスリリースより
昨年の同社へのインタビューでは、LINE関連サービスにおけるデータ分析・研究を行う専門の開発組織「LINE Data Labs」のメンバーがLINE BRAINを兼任したり、LINEのAIアシスタント「Clova」の音声認識・合成を担当するチームがLINE BRAINに携わることもある、と答えている。
今回、大規模な組織再編を行い、事業や担当領域を超えた横断的なデータ活用を促す体制を整えることで、LINEが保有するデータを最大限に活用していく方針を明確にした。組織再編により、各種サービスのユーザビリティ向上や、新たなAI関連サービス・機能の創出にも注力するという。
なお、LINEは新型コロナウイルスの影響を受け、採用面接では対面を避けオンラインでの面接へ移行している。
Source:LINE、AI技術人材の採用・連携を強化 AI技術の早期実用化と大規模データの活用によるサービス価値向上を推進