株式会社マクニカは4月26日(月)〜4月28日(水)に、オープンソースソフトウェア(OSS)の物体検出(YOLO)を活用する、忘れ物検知システムを題材とした無料オンラインセミナー『物体検出を応用した忘れ物検知システムを作ってみよう 〜アルゴリズム選定編、Jetson実装編、デプロイメント編〜』を開催する。
自分自身でAI画像解析アプリケーションを搭載したシステム開発をするには、まずアルゴリズムの開発、エッジデバイス選定、エッジデバイスへの実装・最適化、システムのデプロイメントを順に進める必要がある。
各フェーズにおいて参考となる情報は世の中に多く存在しているが、最新情報は日本語で解説されているものが少なく、ユーザー事例も不足しているという。また、アルゴリズム選定からエッジデバイスへの実装まで全体を通したAIシステム開発では、さまざまな知識経験を必要とされ、「勘所」をつかむまで現場の多くのエンジニアが苦労するとのこと。
マクニカにはAIアルゴリズム開発やエッジデバイスのプロはいるものの、AIシステム全体を開発するのは初めてだったという。本オンラインセミナーでは、OSSを活用して遺失物をリアルタイムに検知し、アラートをあげるアプリケーションに仕上げるまでに「苦労した点をどう乗り換えたのか」など、開発でつまずくポイントをビギナー目線で丁寧に解説するとしている。
本オンラインセミナーはYOLOを応用し、忘れ物検出となる画像解析アプリケーション開発における全体フローを「Day1:アルゴリズム選定編」/「Day2:Jetson実装編」/「Day3:デプロイメント編」に分け、3日間で習得する。日時ごとに申し込み登録できる。
2020年12月3日(木)と2020年12月17日(木)に開催した無料オンラインセミナー『コロナ対策混雑検知システムを作ってみよう~入社2年目若手エンジニアの奮闘記録~』では、現場のエンジニアから「こんなセミナーを待っていた!」「もっと深く知りたい」といった声を受け、今回のオンラインセミナーを開催するとしている。
【概要】
4月26日(月)13時00分〜14時00分(受け付け:12時30分〜)
Day1:アルゴリズム選定編
講師:株式会社マクニカ AI Research & Innovation Hub Aldrin Domer氏
・論文から学ぶ 物体検出を応用した忘れ物検知
忘れ物検知の仕組みとは?
忘れ物検知でAIが重要な理由とは?
論文から紐解く3つの事例
・NVIDIA JetsonがAI開発に必要とされる理由
申し込みはこちらから。
4月27日(火)13時00分〜14時00分(受け付け:12時30分〜)
Day2:Jetson実装編
講師:株式会社マクニカ クラビス カンパニー 技術統括部技術第4部第1課 広田勇貴氏
・Day1のおさらい
・OSS開発におけるシステム、アーキテクト紹介
・Jetson Xavier NXへの実装
選定したアルゴリズムの動作確認
エッジコンピューティングJetson Xavier NXへのポーティング作業
実装の際に苦労した点やコーディングの勘所など
・動作結果の表示
申し込みはこちらから。
4月28日(水)13時00分〜14時00分(受け付け:12時30分〜)
Day3:デプロイメント編
講師:株式会社マクニカ クラビス カンパニー 技術統括部技術第4部第1課 主席 古瀬勉氏
・Day2のおさらい
・アプリケーション・デプロイメントの課題
・Dockerでコンテナ化
・アプリケーション・イメージの作成
・複数のサービスから構成されるアプリケーションのデプロイメント
申し込みはこちらから。
それぞれ申し込みフォームから登録できる。開催前日17時までにオンラインセミナーへのログインURLを案内する。開催当日、時間になったらログインURLからアクセスできる。ただし、セミナー受講用URL通知がセキュリティーポリシーなどの関係で届かない可能性がある。開催前日17時までに届かない場合は、clvinfo@macnica.co.jpまで連絡するように呼びかけている。
そのほか、詳細はイベントページを見てほしい。