マンガの特徴をAIが自動でタグ付け ebookjapanに導入、12万作品に活用中

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<画像:PAKUTASO>

株式会社イーブックイニシアティブジャパンは5月22日、同社が運営するまんが・電子書籍販売サイト「ebookjapan」において、まんがのタグ付け自動エンジンを構築したと発表した。

イーブックイニシアティブジャパンは、電子書籍の制作や配信などをしており、ebookjapanをヤフー株式会社と協力して運営している。AIを使ったタグ付けシステムは、セカンドサイト株式会社と協力し作られた。

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まんがの属性や特徴にあわせてAIがタグ付け

タグとは、作品の属性や特徴を短い単語で表すフレーズのことだ。例えば、「冒険」「ファンタジー」などが挙げられる。このタグを利用することで、読者は作品内容を把握できるだけでなく、読みたい作品が見つけやすくなる。このタグを、AIがまんがの属性や特徴にあわせて紐づけてくれる。


タグの活用例

タグ付けの対象は、少年マンガ・青年マンガ・少女マンガ・女性マンガ・ボーイズラブ(BL)・ティーンズラブ(TL)・アダルトの7ジャンル。2020年4月時点では、各作品と合致する合計500個以上のタグを、合計約12万作品と紐づけている。

イーブックイニシアティブジャパンは、人工知能を活用し、まんがのテーマやストーリーを読み解くためのAIモデルを構築した。このAIモデルによって、作品ごとに最適なタグを短時間かつ高精度に予測できるようになった。くわえて、既存のタグに当てはまらない作品テーマがあれば、AIが自動で検知し、新たなタグを創出する機能を備えており、まんが業界のトレンドに沿ったタグの拡充を狙っていくという。

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ニュース記事で扱う話題の明るさをAIが算出

AIを活用してコンテンツの内容を把握し、分類ごとに区分する技術を用いたサービスはニュース記事にも使われている。

株式会社トドオナダは2020年4月、ウェブメディアモニタリングクラウドサービス「Qliiper」に、ニュース記事を感情分析し表示する「話題の明るさ」機能と、ニュース記事の価値を多面的に分析し数値化する「Qlipper指数」機能を拡充した。Qlipperは24時間ウェブを監視し、AND/OR/NOTによる検索式を設定すると自動的にニュース記事を取集するサービスだ。

Qliiperの話題の明るさ機能は、トドオナダが開発したAI(人工知能)技術を活用した独自のエンジンが、ニュース記事本文中の話題を抽出し感情分析する。感情分析とは、本文中の内容が肯定的か否定的か評価することだ。

またQlipper指数では、サイトの規模や閲覧性、記事増加速度、記事ワード数、AIを活用した話題の明るさ、そしてメディアの種類を自動計算して記事の価値を算出する。そうすることで、記事件数や広告換算では読み取れないプロジェクトの評価をより精密に可視化できる。