こんにちは。ビットエーのデータ分析から逃げちゃダメだ担当しゅうへいです。
みなさん、データ分析って自分には関係ないって思っていませんか?
そんな時代、実はとっくの昔に過ぎ去っているんです。
今は、マーケターはもとより、一般ビジネスパーソンもデータ分析をしないといけない時代なんです。言い訳している場合じゃないんです。
というわけで今回は、データ分析初心者が知っておくべきことについてお話したいと思います。
もうデータ分析から逃げることはできない!?
だいたいの人は、データ分析と聞くと、
- 忙しくてそんな時間はない
- DBの知識がないから
- 数学苦手だから
- 分析ってそもそも何?
みたいなことを言います。
でも、よく考えてみてください。
データ分析が必要な、その事業のことを一番知っているのは誰ですか?
そう、その事業に関わっているマーケターとビジネスパーソンです。
最近のビッグデータ社会の本格化に伴い、扱うデータも千差万別。それらをすべて分析できる万能なデータサイエンティストを探すことは非常に困難です。
そこで、事業をよく知っているマーケターや経営企画の担当者がデータ分析を行うことが、今後必要になってくるというわけです。
現実問題として本当に可能なのか?
「そんなことは言われなくても分かってるよ!やれるもんならやってるよ!」
と思われた方もいらっしゃると思います。
言うだけなら簡単ですよね。でも、実際ながら、データ分析は「マーケティング部門」の人間で充分可能になっている事実もあるんです。
業務知識、ビジネスマインド、コミュニケーション能力と好奇心を兼ね備えているマーケターであれば、その素養は充分なのです。
- 何のために分析を行っているのか?
(目的意識とゴールを明確に持つこと) - 分析結果を実現する手段はあるのか?
(実現可能性を常に意識すること)
この2つを意識することができれば問題ありません。つまり、分析のための分析にならないよう意識するということです。
さらに詳しく言うならば、
- プロジェクトの目的を明確に
- 手法からではなく仮説から
- レポーティングは分かりやすく
- 分析結果を金額換算して
- 費用対効果を算出
ということなんです。
つまり、データ分析はひとつの手法であって、分析して終わりじゃない。当たり前ですが、事業の成長、最大化のために利用する手段ということですね。
データ分析はツールでやればいい
何のためにデータ分析が必要で、誰がやるってところまでお話しました。
じゃあどうやってやるの?って流れに当然なりますよね。
答えは、
「ツールを使う」
です。
データ分析にも色々ありますが、例えば「重回帰分析」の場合、決定係数とか、t値とかp値とか統計解析を知っておく必要があります。
正直、「え?何それ?」って感じですよね。私も昔はそうでした。
ご安心ください。ツールがあります。いっぱいあります。
例えば、「xica adelie(以下、アデリー)」があります。
アデリーを使えば、統計解析の専門知識がなくても簡単に重回帰分析をすることができます。
そもそもこのツールが生まれたきっかけが、
というもの。
結局、仮説を持っているのは担当者であり、その仮説のために分析する必要があるわけですから。
これらはツールの力を借りることで解決できる。必要最低限な数種類の分析方法が使えれば充分なんです。決してハードルは高くないということなんです。
実は、丸の内アナリティクスでお話した内容なんです…
実はここまでの内容は、私が事務局を務める「丸の内アナリティクス」でお伝えしたものなんです。(前回のイベント告知ページはこちら)
当日は約50名の参加者を迎え、複数の登壇者による事例を交えた講演は、ありがたいことに日経電子版でも取り上げていただきました。
「データ分析初心者も歓迎」な公開勉強会、隔月開催へ :日本経済新聞
丸の内アナリティクスは、「日本のビジネスにおいて分析が “正しく” “速く” “多く” 行われるようにしたい」という理念のもと、企業の分析部門の方々数十人で分析部門はどうあるべきかや、事例共有を定期的に行っています。
公式サイト:丸の内アナリティクス
さいごに
繰り返しになりますが、企業はデータを持っており、分析を行いたいと思っている。でも万能なデータサイエンティストを探すことは困難。事業を知っているマーケターや経営企画の人間がデータ分析を行うことが、今後当たり前になる時代が来るということ。
今回お伝えしたことで、少しでも多くのマーケターやビジネスパーソンの方の、データ分析に対しての意識が変わってくれることを願っています。
ちなみに次回は、2014年12月5日(金)に「丸の内アナリティクス バンビーノ」を開催する予定です。
参加ご希望の方は、丸の内アナリティクスポータルサイトよりお問い合わせください。
それではまた。しゅうへいでした。