AIの開発費用が無料 結果を見てからAIを導入できるサービス開始

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株式会社MatrixFlowは9月11日、プログラミング不要の人工知能(AI)構築プラットフォーム「MatrixFlow」を利用し、人工知能(AI)の開発費用が無料で、出来上がったAIを見てから導入するかどうかを検討できるトライアルサービス「AI Next Stage」を提供開始した。

現在、AIの導入を検討するうえで、「どのようなAIを作ればよいかわからない」「どの程度の精度が見込めるかわからない」「費用が高いためAIへの先行投資ができない」といった悩みがよく挙げられるという。このような状況を受けて、MatrixFlowは、実際にビジネスで活用するためのAIを無料で構築できる「AI Next Stage」を提供したとのこと。

「AI Next Stage」を利用することで、出来上がったAIを見てから導入するか判断できるため、AIで実現できることや費用対効果を具体的に理解・検討したうえで、手軽にAIの導入が可能になる。MatrixFlowは、同サービスにより、AI導入時に生じる代表的な悩みである、AIの予測精度に関する不安や初期投資を抑えることで、幅広い企業でAI導入を促進させるとしている。

AIで売上予測や退職者予測などが可能に

AI活用の例としては「売上予測」「購入顧客予測」「良品/不良品判定」「退職者予測」が挙げられる。

売上予測は、過去の商品別の売上の推移から、将来の商品別の売上を予測する。予測結果をもとに仕入れや人員を最適化することで、廃棄・費用の削減や機会損失の低減につながるという。

購入顧客予測は、顧客の性別・年齢・過去の購買データなどをもとに、特定の商品の購入確率が高い顧客をAIが予測する。これにより、営業効率が上がり、売上高の上昇、もしくは費用の削減が見込めるとのこと。

良品/不良品判定は、センサーデータの値をもとに、製品が良品/不良品であることを判定する。製品の品質に大きく影響を与えるセンサーとその閾値(いきち)をAIが自動で特定し、可視化できる。解析結果を生かすことで、歩留まり(ぶどまり)の改善が期待されるとしている。

退職者予測は、過去に退職した従業員の勤怠・人事データをもとに、在籍中の従業員の退職リスクを算定。退職リスクの高い職員に関して、事前にケアできる。

プロジェクトの主な流れは「トライアルプランお申込み・お問い合わせ」「キックオフミーティング」「(必要に応じて)秘密保持契約締結」「データ提供」「MatrixFlow社にてデータの処理・AI構築」「データおよび構築されたAIに関するレポートの報告」「AIの導入判断」の順になる。

同社はMatrixFlowの活用推進、MatrixFlowの製品版に向けた機能の拡充を実施することで、社会全体としてのAI開発の加速および拡大を目指すとのこと。

>>ニュースリリース

プログラミング不要の個人向けAI開発環境、価格は月額2980円

MatrixFlowが提供するAI活用プラットフォーム「MatrixFlow」は、「必要なものはマウスとブラウザのみ」とうたうほど、非常に手軽なAI開発環境サービスだ。2月26日に個人ユーザー向けのプランも追加された。価格は月額2980円(税別)。

公式サイトによれば、MatrixFlowは、課題の特定から提案、データの抽出支援、モデル構築、運用までサポートしてくれるとのこと。数値、テキスト、画像それぞれのデータを扱えるため、自社データを準備するだけで良い。

もちろん、業界や職種を問うこともないので、不良品の判別、売り上げ予測、需要予測など、幅広い領域で機械学習モデルを作成できる。