世界の二次流通マーケットの活性化を目指すメキキは2019年6月、中国国内質屋向けSaaS最大手SOUDANGと、中国全土の質屋へ向けた真贋判定AIの提供に向け戦略的パートナーシップを締結した。
SOUDANGは中国全土8,000店舗ある質屋のうち、8割近い約6,000店舗のシェアを持つ。
中国側に高く評価された鑑定士の目利きAI
メキキは、ものばんくとチームAIBODの合弁で2018年に設立された。老舗質屋の持つ鑑定技術や感性と、国内B2Bオークションでの豊富なデータベースを基に鑑定士をサポートする「mekiki AI」を開発している。
AIによるブランド品真贋判定の技術を保有し、鑑定士の目利き力をAI化。モノの価値の適切な査定の実現を目指している。
今回の戦略的パートナーシップ協定で、メキキのAI技術は中国側に「即導入に値する」との評価を得たという。現在はルイヴィトン(LOUIS VUITTON)の真贋判定に特化した提供だが、今後は日本のB2Bオークション市場価格データも提供し、対象ブランドも順次追加する予定。
真贋判定の流れ
中国の二次流通市場を支える
また、中国でのサポート体制強化のため新たな合弁会社の設立も2019年7月に予定している。
中国では今後ブランド品の二次流通市場が爆発的に成長することが見込まれている。メキキは「mekiki AI」を通して、中国での
- 鑑定士の育成サポート
- 鑑定サポート
- 真贋判定
を提供し中国の二次流通市場を支えていくという。