経産省、中小企業向けに「AI導入ガイドブック」を公開 業務削減の効果を取り扱う事例集も

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画像はぱくたそより

経済産業省は3月31日、中小企業がAIを導入する際のノウハウをまとめた「中小企業向けAI導入ガイドブック(AI導入ガイドブック)」と、中小企業が社外のAI人材と協働して課題解決をする事例を掲載した「外部AI人材との協働事例集」を発表した。

中小企業が自らAIを導入する場合は「AI導入ガイドブック」、中小企業自身だけでは難しく、AI実装の知見を持つ外部人材と協働して導入を進める場合は「外部AI人材との協働事例集」と2つのパターンに分け、それぞれの参考となるような資料をまとめた。

「AI導入ガイドブック」では、中小企業におけるAI活用のニーズが高いという「需要予測」と「外観検査」の2つをテーマとしてAIを導入するノウハウをまとめている。

具体的には、外観検査では「業務フローにAIをどう組み込むか」「画像データ撮影方法」「費用と効率化効果」などの内容を、不良品が出ている場合と不良品がほとんど出ていない場合で分けて整理する。

「外部AI人材との協働事例集」では、中小企業6社と社外のAI人材4〜5人からなるチームが、それぞれオンラインで協働して課題を解決するプロジェクトを実施した結果をまとめた。

たとえば、「スーパーマーケット運営事業者が、過去の売上や気温など等のデータも用いて、特定の食料品の売上金額を予測」という事例では「従来、各店舗がそれぞれ人力で実施していた需要予測作業を本部のAIに集約することにより、工数削減を実現」というように、さまざまな事例について課題の概要、構築したAIモデルの概要、定量的な業務削減効果や業績改善見込みなどを掲載している。

経済産業省はAI導入ガイドブックの拡充・展開や、企業とAI人材による協働のための環境整備などを通じて、より多くの中小企業のAI活用による生産性向上を促進するという。

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