東京大学、AIやデータサイエンスに関する教材を無償公開

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東京大学 数理・情報教育研究センター(MIセンター)は6月8日から、数理・データサイエンス・AIモデルカリキュラムに準拠する教材の無償公開を開始した。本取り組みは日本政府の「AI戦略2019」に対応しており、モデルカリキュラムの内容のすべてに対応した教材の公表は全国初という。本教材はクリエイティブ・コモンズ ライセンス(CC BY-NC-SA)の下で利用できる。

コンソーシアムが策定したモデルカリキュラムには、獲得する知識・スキルをキーワードとして列記した。その数はリテラシーレベルで84、応用基礎レベルで108におよぶ。同センターが開発・公開した教材はモデルカリキュラムの192のキーワードをすべて取り上げている。

本教材では、リテラシーレベルは「データ・AIの活用領域」「統計および数理基礎」「時系列データの解析」など基礎的な内容、応用基礎レベルは「データ分析」「プログラミング基礎」「AIの構築・運用」など応用的な内容を取り扱う。

コンソーシアムが策定したモデルカリキュラムは学修項目や知識・スキルを体系的・網羅的に整理している一方で、実際の授業に際して内容や構成をどうすべきかわからない、モデルとなる教材がほしいなど意見が多くの大学などからあがっていたという。今回公開した教材は、このような大学の課題解決を目指すもの。モデルカリキュラムを教材に落とし込むことで、より一層の理解を図り、数理・データサイエンス・AI 教育の全国への普及に貢献するとしている。