画像は公式サイトより
今回は数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムが公開する、東京大学や滋賀大学らが提供している無料の学習コンテンツをまとめたサイト「リテラシーレベルモデルカリキュラム対応教材」を紹介する。
本サイトでは、AI(人工知能)、データ分析、時系列解析、回帰分析、「Python」や「R」といったプログラミングなど、データサイエンス関連の幅広いコンテンツを取り扱う。
本サイトは「1. 社会におけるデータ・AI利活用」「2. データリテラシー」「3. データ・AI利活用における留意事項」「4. オプション」で構成される。詳細は以下のとおり。
- 1-1. 社会で起きている変化
- 1-2. 社会で活用されているデータ
- 1-3. データ・AIの活用領域
- 1-4. データ・AI利活用のための技術
- 1-5. データ・AI利活用の現場
- 2-1. データを読む
- 2-2. データを説明する
- 2-3. データを扱う
- 3-1. データ・AIを扱う上での留意事項
- 3-2. データを守る上での留意事項
- 4-1. 統計および数理基礎
- 4-2. アルゴリズム基礎
- 4-3. データ構造とプログラミング基礎
- 4-4. 時系列データ解析
- 4-5. テキスト解析
- 4-6. 画像解析
- 4-7. データハンドリング
- 4-8. データ活用実践(教師あり学習)
- 4-9. データ活用実践(教師なし学習)
本サイトはセッションごとに、学習コンテンツを「導入」「基本」「補助教材」「教科書シリーズとの対応」に分類する。導入/基本/補助教材は無料、教科書シリーズとの対応は有料の書籍の詳細ページにリンクが飛ぶ仕様だ。
公式サイトより
たとえば、「1-1. 社会で起きている変化」では、東京大学 数理・情報教育研究センターが提供する同タイトルのPDF教材、滋賀大学が手がける「データサイエンスの役割 (1) 」と題したYouTubeの動画などが見られる。
「4-4. 時系列データ解析」では、東京大学による「時系列解析とは(動画「数理手法VII-1-2」・東京大学)」と題する講義資料、滋賀大学が手がける「時系列データ (動画・滋賀大学)」と題したYouTubeの動画などを確認できる。
「4-7. データハンドリング」では、東京大学による「Rプログラミング.統計ソフトウェアR入門(スライド「統計データ解析I-1」・東京大学)」や「Pythonプログラミング:Pythonの基礎(1)(動画「データマイニング入門-2-1」・東京大学)」などの講義資料を確認できる。
ハーバード大学、PythonやJavaScriptなどプログラミング講座 日本語訳ページが無償公開
近年、AIやPythonなどのプログラミング、データサイエンスに関する学習コンテンツが、無料で公開されることは少なくない。
最近でも、米ハーバード大学がオンラインで無償公開している、PythonやJavaScriptのプログラミング学習講座「CS50’s Web Programming with Python and JavaScript」、コンピューター・サイエンスの入門講座「CS50: Introduction to Computer Science」の日本語翻訳ページ「CS50.jp」が無償公開された。
この記事で紹介したコンテンツはそれぞれ分野や領域は異なるものの、両方とも無料で学習できる。気になる人はチェックしてみては。