3月1日、Microsoftが提供する顔認識AI「Face API」に、驚きのアップデートが発表されました。なんと、Face APIに対し、カスタムで特定人物の顔を追加登録可能になりました。
※ Face API自体の詳細については、Ledge.aiの過去の記事をご覧ください。
登録可能な人物は、なんと100万人。顔認識AIのパワーは、いろんな業界で活用できる

これまでも、性別・年代・表情の感情といった情報が分析でき、かなり便利だったFace APIですが、これからは「写っているのが誰か」も特定できるようになります。気になる登録可能な人物の数は、なんと100万人。
自由に顔が追加登録できるようになったことで、
- 大企業での出退勤管理の効率化に使う
- 知らない人が敷地内に入ってきたときにアラート
- 芸能人判別AIをつくって、映像のなかに誰が出演していたか自動分析
など、HR領域からセキュリティー、メディア業界など、いろんなシーンでの活用が期待できます。
(※ 顔の登録方法は、すでに公式にてドキュメントが公開されています)
顔認識・顔認証は、もう特別な技術ではなくなった。さぁ、どう活用しよう?
これまで、顔認識・顔認証というと、1から開発するには敷居が大きな技術でした。ただ、今回のFace APIの新機能によって、そうした機能も既存システムに統合するのが容易な時代に。
今後は「この技術をどう活かすか」「どうデータを集めるか」といった、より現場ファーストの議論が活発になっていくでしょう。
クラウド提供されているAIのカスタマイズ解放によって、AI開発・活用の敷居はどんどん下がってきました。
今後もMicrosoft Cognitive Servicesをはじめ、各社APIのアップデートに注目です。