Micorosoft、Windows開発者向けAIプラットフォーム「Windows ML」発表

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Microsoftは、3月7日の「Windows Developer Day」にてWindows開発者向けAPI、「Windows ML」を発表しました。当日の講演動画は下記のとおり。

今回の発表内容は、Windows10の次回のメジャーアップデートで利用可能になります。

ついにWindowsにもAIのための環境がやってきた

「Windows ML」が実装されると、開発者がWindows上で、事前に訓練されたAIモデルを使用可能になります。

発表されたアップデートによるメリットは以下のようなもの

  • 人物の動きを捉えるといった、動画のリアルタイムAI処理が可能に
  • クラウドに依存しない安定したAI処理
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当日は、登壇者の映像をAIでリアルタイムに加工するデモが行われた

AI処理がオフラインで高速に実行できるので、顔認証や動画解析などのアプリとの相性が良さそう。
こうしたAIプラットフォームがWindowsに標準搭載させるというのは、業界全体に大きなインパクトを与えそうです。

AIをエッジ側で処理する必要性に関しては、以下の記事をご確認ください。

利用できる学習モデルは、ONNX形式対応! AIアプリ開発情勢がおおきく変わるか

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さらに今回発表された「Windows ML」では、標準化が進む規格のONNX形式を利用可能とのこと。

ONNXとは
ONNXは、Open Neural Network Exchangeの略でディープラーニングモデルのオープン標準フォーマット。「PyTorch」や「Caffe2」といった異なるディープラーニングフレームワーク間でモデルの受け渡しを可能にする。以下のGithubから確認することができる。

公式によれば、今後「Azure Custom Vision Service」などで開発したAIモデルを、Windowsローカル上で実行できるようになるそうです。

これまではAIの実行・開発環境があまり充実しているとはいえなかったWindowsですが、今回の発表によって、AI開発の情勢が大きく変わる可能性がありそうです。


参照元:
https://blogs.windows.com/buildingapps/2018/03/07/ai-platform-windows-developers/
https://developer.microsoft.com/en-us/windows/projects/campaigns/windows-developer-day