建設事故の危険性の高い状況を検出するAIシステム「trafe」提供開始

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株式会社mignは2023年3月3日、建設事故の危険性の高い状況を検出するAIシステム「trafe」を提供開始したことを発表した。建設現場だけでなく、製造業や自動車など他業界でも応用可能とのこと。

高い死亡率が開発の背景に

建設業は死亡率の最も高い産業のひとつだ。国土交通省の調査(工事事故の発生状況と安全管理について, 2015)によると、頻度の高い死亡事故として、転落、交通事故、挟まれ、倒壊などが事例として報告されている。これらの事故は人的要因や環境要因によって発生しているが、建設現場の管理者がすべての現場の状況に目を配ることは困難だ。

AI検知システム「trafe」は、一般的なWebカメラとPCを設置するだけで、さまざまな危険状況をリアルタイムに検知できるという。危険な状況を検知した場合、現場管理者や作業員はスマートフォンの通知やブザーで注意を喚起できる。これにより、致命的な事態を減らすことが期待できるとのこと。

システムの機能

・作業員と建設機械が衝突する危険性の高い状況(例:5m以内)を検出
・作業員と建設機械の座標(上方から投影変換したX、Y座標)をcsvデータで取得
・過去の動画をアップロードして座標データを取得

機械学習による特定の状況(転倒、交通、挟まれ、倒れ)を検知するAIの開発・調整ができ、メール・音・光等のさまざまな方法でのアラートなどカスタマイズが可能とのこと。

■ プロダクトのデモ動画
https://www.mign.io/products/pKVubg

■株式会社mign
https://www.mign.io/

■問い合わせ
contact@mign.io

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