画像にある物体の“意味”を認識して画質向上、モルフォが新技術を発表

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株式会社モルフォは、12月3日から5日まで開催の「Snapdragon Tech Summit 2019」にて、Snapdragonに適応する技術として新たに開発した「Semantic Filter(仮称)」を発表した。

「Semantic Filter」技術では、AI(人工知能)を用いて画像の各ピクセルが何を意味するのかを判別するセマンティックセグメンテーション技術を使う。画像内の各ピクセルをカテゴリごとに分類し、それぞれのカテゴリに合わせてノイズ除去、ダイナミックレンジ補正、エッジ強調、ボケ加工などの画像処理を施す。

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これにより、物体ごとに残したいディテールや質感を失うことなく、よりクリアな画質の向上を実現する。

さらに、カテゴリとして人物の髪や肌、衣類などを判別することが可能だ。


AIで低解像度の画像から高解像度の画像を生成

画質向上に関わるAIでは、今年5月からラディウス・ファイブは、特大サイズの画像素材をAIで生成するサービス「OOH AI」を提供している。主に屋外広告、交通広告に利用したい広告素材向けとなっている。

従来、屋外広告などでは、画像を引き延ばして、粗い箇所を編集ソフトを使って修正するなど、人が膨大な時間をかけて作業をしていた。

しかし、OOH AIならディープラーニングを用いることで、数十万pxサイズまで高解像度化できるのが最大の特徴。公式サイト(外部サイト)によれば、写真やイラストを縦4倍、横4倍に高解像度化することが可能だという。また、3営業日以内に高解像度化した画像を納品してくれるそうだ。

現状でも、各種編集ソフトに入っている「自動補正」などの機能は非常に便利。だが、若干物足りなさを感じることもしばしば。いずれはボタンワンプッシュで「いい感じ」に編集してくれる日も来そうだ。

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