MR技術で看護師の手術中の器械出しをサポート

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日本メドトロニック株式会社株式会社日立ソリューションズ株式会社日立ソリューションズクリエイトはMRを活用し、手術室看護師の器械出し方法の習得を支援するトレーニング「HoloMe」を開発したことを発表した。

MR技術で「器械出し」の指導負担を軽減

現在日本の地域医療では、少子高齢化などによる医師や看護師の労働量の増加や患者一人にかけられるリソース不足などが病院経営の課題となっている。そのため、医療技術の高度化に対するキャッチアップのため、日常業務の合間に新しい医療機器の使用方法などの学習を効率的に学びたいという需要が高まっているという。

同製品で習得できる器械出しとは、手術中に看護師が器械を医師へと渡す作業のことで、この器械出し業務は熟練者と非熟練者の間に大きな差がある。熟練者は手術中、先の手順を目配りしているが、この器械出しの習得には見て学ぶことが難しいことや、熟練者の指導の負担などの問題がある。

「HoloMe」では、医療機器の使用方法とタイミングを熟知した器械出し看護師の目線の動きをMR技術を活用し、空間上に可視化することで、医療機器をより適切かつ安全に利用するためのトレーニングを行うことができる。

「Holo Me」の特長

  • 熟練看護師の目線の動きを可視化
    医療機器の組み立て、操作の際の熟練看護師の動きを録画することで、教育教材として活用することが可能。経験豊富な熟練看護師の動きをデータ化することで、医療機械の組み立てや操作を学んだり、手術の手順に合わせた的確で効率的な機械出しスキルを学んだりできる教材を作成可能。
  • 非熟練者の学習中の目線を録画することで、改善が可能
    作成した動画を見たり、非熟練看護師と同じ医療器械の組み立てや操作、器械出しの手順を録画し動画を比較したりすることができる。
  • 医療機器活用への満足度向上に貢献
    実際の医療機器を利用した3Dナビゲーションによって、医療機器の組み立てや操作方法を具体的に学ぶことができる
    目線に合わせてテキストをスクロールするなど、ハンズフリーで操作できる,自らのスケージュールに合わせて学習することができるため、時間の有効活用が可能などの利点がある

今後も3D化や遠隔支援の仕組み開発など

3社は今後、マイクロソフト社の(アプリの説明)アプリ「Dynamics 365 Guides」や「Dynamics 365 Remote Assist」をベースに医療機器マニュアルの3D化や、遠隔支援の仕組み開発をする予定だという。

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