武蔵野大学後援会は、教養講座 「IoT/AIの進化とサイバーセキュリティの課題」を武蔵野キャンパス(雪頂講堂)にて11月3日に開講する。国立研究開発法人 情報通信研究機構(以下、NICT)理事長/慶應義塾大学名誉教授 徳田 英幸氏が講師として登壇し、サイバーセキュリティの観点から見た先端技術利用に伴う問題について講演する。
講師プロフィール
徳田 英幸 氏(NICT理事長/慶應義塾大学名誉教授)
慶應義塾大学工学部を卒業後、工学研究科修士課程修了、1983年にカナダ・ウォータールー大学計算機科学科にて博士取得。その後、カーネギーメロン大学計算機科学科研究准教授を経て、1990年に慶應義塾大学兼任、1996年には環境情報学部教授。慶應義塾大学常任理事、環境情報学部長、大学院政策・メディア研究科委員長などを歴任。主に、分散システム、オペレーティングシステム、ユビキタスコンピューティングシステム、IoT/サイバーフィジカルシステム、スマートシティなどに関する研究に従事。2017年に国立研究開発法人情報通信研究機構理事長に就任。現在は慶應義塾大学名誉教授、日本学術会議連携会員、情報処理学会会長、B5G推進コンソーシアム副会長、スマートIoT推進フォーラム会長、重要生活機器連携セキュリティ協議会会長、情報処理学会フェロー、日本ソフトウェア科学会フェロー、IEEE東京支部理事などを務める。
講演内容
近年、第4次産業革命によりあらゆるモノがインターネットに接続され、スマートフォンで外出先からの家電操作、ウェアラブル端末による健康管理、サブスクリプションサービス、スマートスピーカーを用いたスマートホーム化など、IoTが日常生活に溶け込んでいる。またIoTにより集められたデータはビッグデータとしてAIにより分析・活用され、産業構造にも変化をもたらしている。一方で技術革新によりサイバー空間はボーダレスに広がっている。サイバー空間では生活や社会活動にかかわる重要情報が取り扱われているため、サイバー攻撃を防ぎ、安心・安全に取り扱えるデータ環境の整備も不可欠だ。
本講座では、IoTやAIなどの技術革新を説明するとともに、日欧プロジェクトによるスマートシティの事例を紹介。またIoTとAIによってもたらされる新しいスマートサービスやサイバー攻撃を報告し、今後のサイバーセキュリティの課題について講演する。
講座概要
- 講座名:IoT/AIの進化とサイバーセキュリティの課題
- 開催日時:2022年11月3日(木・祝日)13:00開場/13:30開演
- 会場:武蔵野大学 武蔵野キャンパス 雪頂講堂
- 定員:300人
- 参加費・申込:無料・予約不要
- 主催:学校法人武蔵野大学 後援会
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