本郷バレーの拠点となるか。東大松尾研発「NABLAS」R&Dセンターを設立

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AI人材育成事業「iLect」を展開するNABLAS株式会社は、事業拡大に伴い2019年10月にR&Dセンターを東京・本郷に設立することを発表した。

R&Dセンターでは、AI人材育成事業に加え、AIコンサルティング事業、Deep Learningの研究開発、新規サービスの立ち上げ支援の活動を進める予定だ。

人材育成だけではなく、その後の導入支援も必要

ところで、東大発ベンチャーという言葉を一度は聞いたことがあるだろう。Googleに売却したロボットベンチャー「シャフト」や、ミドリムシなどの微細藻類に関する研究開発を行うバイオベンチャー「ユーグレナ」が有名だろう。昨今とくに注目を集めているのが、松尾研究室発のAIベンチャーである。

松尾研究室はAI研究の第一人者であり、先日ソフトバンクグループの取締役に就任したことでも有名な松尾豊氏が率いる研究室である。

「NABLAS」も松尾研究室発のAIベンチャーの1つだ。NABLAS株式会社は、日本国内のAI研究をリードする松尾研究室のメンバーが中心となって立ち上げたAI技術の総合研究所である。AI技術で人が人らしく生きる世界を創ることを目指し、社会実装をさまざまな形で行なっている

日本では数年前からAI人材の不足が叫ばれており、ソフトバンク孫社長も7月18日に開催されたSoftbank World 2019で以下のように語っている。

このような時流のなかで、NABLAS株式会社は前身のiLect株式会社よりAI人材の育成に力を入れてきた。だが、AI人材の育成を続けるなかで、AIの価値を社会に届けるためには人材育成だけでなく、その後のAIの導入・活用も必要であると感じたという。

そこで、昨年の10月にAIの研究開発・導入に関する事業活動を開始した。事業拡大にともないAIコンサルテング事業・研究開発をより加速し、またAI人材育成活動も強化するべく、新たに設立するのがR&Dセンターだ。

AIの価値を社会に届け、本郷バレーの拠点を目指す

R&Dセンターで、AI人材育成事業に加えて行う活動は以下である。

  • AIコンサルティング事業
  • データ分析、機械学習モデルの設計・開発・提供
  • データサイエンス業務
  • Deep Learning研究開発
  • 画像分析AIモデルの提供
  • センサーデータ・時系列データの分析
  • 異常検知ソリューション
  • 自然言語処理、強化学習、生成モデル
  • 構造化データ抽出、特徴量抽出など
  • 新規サービス・事業の立ち上げ支援

NABLAS代表取締役の中山浩太郎氏は以下のようにコメントしている。

──中山 浩太郎
「社会のニーズに後押しされる形で事業拡大してきたR&D事業ですが、より大きな研究開発拠点を設置することとなりました。

東京大学を中心とする本郷バレーのなかで、高度なスキルを持つAI人材と最先端の技術が集まる拠点となることを目指し、AI総合研究所としてAIの価値を社会に届けていきます

Source:東大松尾研発 AI総合研究所「NABLAS」 東京・本郷にR&Dセンターを設立